【信濃毎日新聞「土曜トーク」】スピンオフ企画! 諸事情により掲載できなかった記事をこちらにUP! | 地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

2007年3月9日より 約9年をかけて157ヶ国155,502kmを走る。
I am traveling around the world, over 157 countries on a bicycle from 2007 to 2016.

★Around The World : 3,386 days    : 世界一周3,386日間  

☆157 countries : in Nagano, Japan.    : 157カ国目・現在地:日本 長野県  諏訪地方

★Total Distance 157,576 km                : 総走行距離:157,576km

 

【信濃毎日新聞「土曜トーク」】スピンオフ企画!
 

諸事情により、掲載できなかった記事をこちらに上げます。

興味ある方は、拝読頂けたら嬉しいです。

ニュージーランド🇳🇿のサイクルトレイル23がヤバすぎです!

半年間走って登って泳いで食べまくりました!


〜第29輪「長野県人の冬こそオススメ海外自転車旅」〜

 



諏訪人にとっての冬のサイクリングは少しお預けとなりますね。


そんな方にぜひオススメしたい、冬の海外サイクリング。
 

今回は初の海外サイクリングにチャレンジしたい方にオススメの国を紹介します。

 

 

ずばりその国は、ニュージランド(以下、省略してNZ)です。

 

日本が冬の今、NZは夏になります。

 

NZの夏は長野県くらいの気温と湿気で、非常に過ごしやすいです。

 

72時間前までのオンラインでの電子渡航認証は必要ではありますが、観光的で3ヶ月以内であれば、日本人はビザ取得が必要ありません。

 

渡航時間も欧米諸国よりは短く、10時間程度であり、ダイレクト便も多数あります。

 

空港会社に確認は必要ですが、先月ご紹介したような方法で自転車をダンボール等で収納すれば、受託手荷物として持ち込み可能です。

 

実は世界で見ても日本人は潔癖症と言われるくらい、衛生面にデリカシーです。その点、NZは日本人に近い衛生面であるので、食事やトイレ、シャワーや施設のクリーンさ、気遣いがあります。

 

食事は海鮮料理やフルーツなどが豊富で、日本で食べれる物が、スーパーやレストランに並んでるところも大事なポイントです。

 

そして気になる治安情報ですが、こちらも世界ランキングからみても安全な上位国です。

 

そして同じアジア・オセアニア圏であるので、日本の知名度も高く、リスペクト感も高いです。

 

気遣いのある半歩引いた距離感、間を読む感じはどこか日本人と似ています。

 

海外での大事なポイント、言語です。英語圏であるので、ブロークン・イングリッシュでもコミュニケーションは取れます。

 

次は実際のサイクリングオススメポイントを紹介します。

 

まずは交通法規です。日本と同じ左側通行になります。

 

実は世界の約7割近くの国が右側通行なので、海外サイクリングでは嬉しい事項です。

 

自転車で右側通行をすることを想像してみてください。

 

サイクリストであればあるほど、不慣れで恐怖を感じる程です。

 

自転車トラブルがあっても、自転車屋さんは街には大概あります。

 

レンタサイクル&キャンプ道具も、なんと東京で借りて福岡県で乗り捨てできるような受け入れ環境を提供している事業者がいます。

 

また本土中に自転車ルートが用意され、日本で言うナショナルサイクルルートのようなものが23ルートもあります(日本は現在、6ルート)。

 

自転車文化が壌土されているので、サイクリストフレンドリーカントリーで、乗っているだけで声を掛けてもらえます。

 

 

なんと言っても極南の大地はフィヨルドなど日本では拝めないような大自然の宝庫です。

 

南島の廃線跡をサイクリングロード約150kmにしたオタゴトレイルや、ダニーデンのギネスブックに登録された世界一の激坂ボールドゥインストリートもぜひ走破して欲しいところです。

 

ただし注意点もあります。

 

交通法規の違いは大きく2つあります。ハンドサインを出しながら、自動車とコミュニケーションを取って走行すること。

 

そして交差点では二段階右折はなく、自動車と同じ用に右折レーンに入り曲がること。オークランド等の都市部では交差点に信号機がありますが、基本的にはラウンドアバウトと呼ばれる環状交差点があります。

 

慣れるまでに多少時間がかかりますが、この方式に慣れると実に効率的にサイクリングができることがわかります。

 

実践者である私が自信を持って言いますが、日本に帰国後、確実にサイクリングスキルと安全管理が上がります。

 

ぜひ、NZでサイクリング経験をあげてもらい、世界196カ国を楽しめるアースサイクリとになっていきましょう!