2025年11月17日11時、15時30分公演
素晴らしい作品でした！と、まず言っておきます。
とても難しい歌の数々だと思うのですが、ひとこ、美咲ちゃんが(責任上)自在に歌いこなすのは当然ながら、ほのかちゃん想定内、しかるにゆきだいやくんまで頑張っていた…(泣)。峰果さんには立派なソロもあり、もうもう、大拍手！
海外ミュージカルを無条件に褒め称えるつもりはありません。やはり輸入するからには「これはいい作品！」というスクリーニングが働いているのだろうから。選ばれし作品ってことですよね。
期待に違わず、見て聞いて安心、心から楽しめました。
苦悩するひとこ、拗らせてるひとこ、でもぱーっと明るくもなれるひとこ…これぞ宝塚スターだと思わされる美貌と図抜けてはいないが充分な長身、長く細い脚と頭身バランスを兼ね備え、完璧。もはや言うことなし。
ありがたいことに大変良席で近くで拝見できたのですが、ほんっとーに少女漫画みたいな人だと思います。
終盤近くは、涙を流しながらの熱唱でした。
「こんなに歌だけで物語を進行させる作品はやったことがない」との御本人コメントでしたけど、チャレンジ成功といったところ。歌先行でダンスが少なかったのは残念でしたが、それは本公演にとっておきましょう。
そしてねー星空さんの歌がまた凄くてですねー…本当に上手かった。
ここ最近の歌姫娘①といえばまずは真彩希帆さんだろうけど、彼女は声質で得をしている…あれはギフトですからね。それに比べると星空さんの声質はスタンダードで、聞きなれたタイプの娘役声。…なんだけど高音までパワフルでクリアで。ここまでロッテが歌えないとダメなら、できる組少ないと思いました。
ほのか・だいやは次に譲りますが、すみません、美空真瑠くんですよー最初誰かと思いました…あれれ？五峰亜希さんが若くなった？なんて。
華はあるし、歌もすごくよかった。男役らしく低音にドスが聞くのがまた、ミセス…じゃなくてドイツだからフラウか…らしくて。
みさきちゃんと並んで２人めちゃくちゃ歌う場面では私、泣きそうでした。凄かった。で、あれれ、みさきちゃんのが大きい？と気づいてしまったよ…。
そしてっ！夏希真斗くん！ここに出てきなさい！あなた何者なの？
最近めっきり新公見ないので、ほぼ初めて同定しましたが…もはや怪物レベル。こういうタイプがトップ路線まっしぐらかどうかわかりませんけど、あー凄かった。
まだ２日目なのでネタバレ回避しますが、ストーリーも、私てきに納得できてよかったです。
原作映画がある？とも聞いたけど(よく分かってないごめんなさい)、最近の作品らしく、ヒロインがよわよわじゃないのがいいなと思った。
家庭的ではあるがメソメソしてなくて母なる大地的、ちゃんと道は自分で選んでいるし、恋人にも「なに考えてるの！」ってダメ出しするところが素晴らしい←しかも２度も笑。掃除洗濯しろとかではなくて、生き方についてですからね。
ひとこ、タジタジでしたよー。よしよし笑
こういう作品が来ると、本当に組子の皆に勉強になると思うので、よかったなーと思わずにはいられませんでした。花組頑張って！
そして、これがエリザへの前哨戦でありますように…とつい祈ってしまう私。
他キャストについては、続けます。