※注意事項
※昨年のシリーズ『1からのスタート』と同じ世界線のお話です。もしよろしければこちらからお読みください
①こちらはリアルを元にした妄想です。実在の人物とは一切関係ございません。←これ重要
②本編は嵐活動休止後、2021年のお話です。
今回のお話は嵐が活動休止発表する前から始まります。
③Nさんリアルを元にしているので結婚しています。
④大宮強化担のため、結婚に対する扱いが少々酷いです。
⑤OさんNさんどちらにも女の跡があります。
それでもOKという方のみどうぞ。
「…大ちゃんのことはどうするんだろ」
「何気にそこが一番の問題だよな」
そう、俺達は知っていた。あの二人がお互いを想っていることを。
「…あの二人ってさ、別れたの?」
他に誰もいないのにちょっと声を小さくして翔ちゃんが聞いてきた。
「あ〜…それがさ…」
「ん?」
「…そもそも付き合ってなかったらしいんだよね」
「………は?」
そう言うと、翔ちゃんは鳩が豆鉄砲をくらったような顔をした。まぁ、そりゃそうだよね、俺もそうニノに言われた時同じ顔してたもん。
「いや、なんか『恋人ごっこ』?みたいな?ニノも『付き合ってる』って思ってたらしいけど、結局は違ったんじゃないか…みたいな」
「なんだそりゃ」
あの15周年のライブの後、ハワイから帰ってきて2人の様子…というかニノの大ちゃんへの接し方がいつもと違かったから、おかしいなと思って「生姜焼き作るんだけど食べない?」って家に呼んで聞いてみたんだ。そしたら、ニノが今にも泣き出しそうな顔で、でも笑顔を作りながら言ったんだ。
「なんか今までも一瞬別れてまたこれまで通り付き合ってみたいなこともあったらしいんだけど、今回は本気らしいよ」
「う〜ん…そんな難しいことになってたとは…。智くんは付き合ってる認識ありそうだったけどなぁ。…まぁ付き合ってる、付き合ってないは一旦置いといて」
頭の回転が速い翔ちゃんがこんなに悩むとは珍しい。一度組んでいた腕を解くと「でもさ」と真剣な表情をして向き直った。
「お互いまだ好きだよね?」
うん、やっぱ大事なのはそこだよね。この場合付き合ってるかどうかは二の次だよね。
「ニノは確実に好きだと思うよ。俺等じゃなくてもわかる人にはわかるんじゃないかなってくらいには。大ちゃんは?」
「智くんは好きには好きだと思うんだけど、なんか『ニノは俺の』ってちょっと安心しちゃってるところもあると思うんだよなぁ」
「あぁ〜、わかる〜」
そう、2人はまだお互いに想い合っている。翔ちゃんもそう感じているということは間違いないのだ。
つまり、
「「複雑だわ〜〜〜〜」」
はあぁぁぁーーと俺達は同時に大きく溜息を吐いた。
ニノちゃんお誕生日おめでとうーーーーーー!!!!!周りのことを常に考えている優しい貴方が大好きです💛