歌舞伎観賞デビューしました。


先月、5月の「團菊祭」といわれる、毎年恒例の大興業です。

菊之助さんご長男(2歳)の初お目見えということで、テレビのニュースなどでも取り上げられていたため、記憶にある方も多いと思います。


素晴らしい舞台でした~~♪♪

お友達にいい座席を取ってもらい、演目も役者さんたちも素晴らしく、特に一度見てみたかった「三人吉三」はしばらくぶりの三役者さん共演とのこと。

おいしいところ取りのオムニバスな舞台でしたね。踊りも劇も楽しかった。


ところで悩んだのは着物です。

一階一等席をとっていただいたので、どんな着物で行けばいいのだろうかと・・・。

小紋に名古屋帯と紗の羽織~と思っていたのですが、みなさん歌舞伎座にどんな着物で行くのかなーと検索してみることにしました。

そしたらですね、調べれば調べるほどオソロシイ事柄が書かれていたので見なかったことにして(汗)、無難に色無地+紗羽織にしとこうということに。

帯は洒落袋帯で少し遊び着風の軽めに。堅すぎる着物だとちょっとね。

私はそれでいいとして、高校生の娘はそこまでキッチリさせなくてもいいかなと、写真のような組み合わせです。

仕立てて半年袖を通していなかった小紋に、名古屋帯です。



結果、、、、


GWの最終日だったせいか旅行者が多かったのでしょうか。

拍子抜けするほど着物の人が少なかったのでございました・・・。

歌舞伎オタクを自称し、5月には合計7回ほど歌舞伎座に行っていた友人も、軽装の人が多く着物が少なくてビックリだったそうです。

こんなことは珍しいそうなのですが。


友人は粋な縞柄の着物で素敵でした~♪

ちらほら見える観客席の着物は、色無地だったり、訪問着だったり、小紋の人もいたり、さまざまでした。

ちょっと自分は無難にしすぎてて、もっさりだっさい感じだったかも。

小紋にしとけばよかったかなーと、、、今更ですが。


二階席、三階席だともっとカジュアルな人が多いようです。

それこそシャツにジーパンでふらっと見に来ちゃう、みたいな気楽さがあるらしいです。

でも一階席だと暗黙的にドレスコードがあるような感じ、っていうのも変ですよね。

本来そんなものはないはずっ!!!!

昔は江戸の庶民の娯楽の舞台だったはずなのに、いつからこんなめんどくさい風潮になったのでしょうか。

某歌舞伎役者さんがインタビューで 「気楽に普段着で見に来てください」 とおっしゃっていましたが、その通りだと思います。

もちろん歌舞伎鑑賞のチャンスに普段眠っている着物を着たい人は着ましょう!!

でも、普段から着物であちこち遊び歩いてる人間が「何を着ればいいんだ~~」と悩まなきゃいけない感じになるのはなんかヘンです。

あまりに面倒でいっそ洋服で行っちゃおうかと思ったくらいですが、歌舞伎鑑賞に適切な洋服(どんなだ??)を所持していなかったので着物になったわけですが。

フタを開けたら、普段着の人いっぱいで気楽でした。

洋服でいうなら普段着用しているパンツにブラウスとかチュニックとか、そんなでOKでしたよ。

映画見に行く時と同じ服装でいいんじゃないでしょうか。


要するに今回は、ヘンに気をまわして調べたりして悩み迷った挙句にもっさりだっさい着物で粋な街に繰り出すことになってしまった、という後悔の記録です。(爆)


でも歌舞伎の舞台はすごく面白かった~~~!!!

面白すぎてハマりそうでヤバイくらいです。

実は今日もこれから、国立劇場でやっている「歌舞伎鑑賞教室」というものに行ってきます。

演目は「魚屋宗五郎」、コメディで楽しい舞台になりそう。

短時間で解説付き、お値段も「教室」だから破格の安さ!!

大雨なので洋服で行っちゃいます。

相変わらず出番のない雨コート・・・もう少し寒かったらねぇ。


最後に、お友達から娘にいただいた「お嬢吉三」モチーフの飴細工。

ウサギなんですね~。

可愛い♪♪




「月も朧に~」のセリフを言うシーンだと思われます。

素晴らしい細工で観劇、じゃない、感激です!!!!!