第101回 全国高校野球選手権大会 組み合わせ&展望 | ワンラン日記

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愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
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2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

昨年の大会展望    


昨年のベスト8予想

 

今年の出場校への雑感 

 

昨年は大阪桐蔭1強でしたが、さすがに今年は混戦になりそうです。

 

まず組み合わせ云々を前に考えた優勝候補は以下の通り。

 

◎智弁和歌山、東海大相模、明石商

○星稜、近江

▲花咲徳栄、中京学院大中京、筑陽学園

△霞ヶ浦、敦賀気比

×山梨学院、藤蔭

 

当然履正社や習志野は強いと思いますが、全て挙げていっても切りがありません。

ただ昨年夏が終わった時から冬にかけて考えていた、

県勢として初の優勝旗(星稜や近江)は少し難しくなったように思います。

全体を通してはやっぱり関東と近畿勢が強いかと感じますね。

 

組み合わせを見ると優勝候補が結構初戦で難敵と当たる構図が目立ちます。

◎の3校と全く無印の高校の決勝という予感が少なからずありますね。(横浜-京都成章の様な)

 

【Aゾーン】

東西対決方式で無くなって以降、最も危惧しているのが「隣県対決」「同地区対決」が出てしまうこと。

せっかく甲子園に来たにも関わらず地区大会の雰囲気になってしまうし、

県民も100%の応援ができなくなってしまう。(昨年の名電×白山が顕著)

岡山学芸館と広島商。岡山のディフェンスと広島のオフェンスの対決か。5点勝負。

筑陽学園と作新学院は好カード。作新は優勝以来3年連続骨っぽい相手を引いた格好。

小針采配は怖いものの、筑陽が終盤突き放す展開を予想。

3回戦は筑陽が自慢の継投策で勝ち上がると見る。

 

 

【Bゾーン】

優勝候補対決その1。

チーム力では東海大相模なのだろうが、絶対的な投手を擁する近江は一戦勝負なら互角に戦える。

インサイドワークに優れる有馬が2年生打線相手にどのようなリードをするか注目。

多く点が入る展開では東海大相模、少ない場合は近江が有利か。

中京学院大中京は東海勢で多少下駄を履かせた見方もしているが、実力は非常に高い。

近江と似たチーム構成で控え投手はむしろ上なので、隠れ優勝候補と見ている。

初戦は良い勝ち方をしてどちらが来ても難敵の3回戦に進みたい。

悔しさを甲子園で味わっているメンバーがいる分だけ近江の勝ち抜けを予想する。

 

 

【Cゾーン】

優勝候補対決その2。

好投手中森が花咲徳栄打線をどのように抑えるかがカギ。

明石商はある程度点が取れる感じなので、失点は1イニング1点までにしておきたい所。

逆に花咲徳栄はビッグイニングを作りたいだろう。

現在の2年の投打の顔と言える中森×井上はバチバチの対決になるか。

宇和島東と宇部鴻城は瀬戸内対決の様相。

勝ち上がり方だけを見ると宇部鴻城が一枚上か。

愛媛県、山口県ともに昨夏の良い流れを今年も継続したいだろう。

投打に核があると言う部分で優れている明石商が勝ち上がると見る。

 

 

【Dゾーン】

海星と聖光学院は実力均衡していて、どちらが勝つか難しい。

チームとしての経験の差で聖光が少し有利なのかな。

八戸学院光星と誉は、選抜にも出ているので光星有利。

開会式後の独特な雰囲気の中で誉が先制できれば面白い。

先攻なのか後攻なのか今からドキドキする。

実は誉が甲子園を決めた戦いを見て、佐賀北が優勝した時のチームを思い出した。

小柄な左腕から本格派の右腕への継投。3番に長打が期待できるバッターがいる。

1番と2番がくせ者。キャッチャーが中軸でキャプテン。

あの佐賀北と同じ開幕戦を引いたことを吉兆としてほしい。あの時も相手は伝統校の福井商だった。

因縁溢れる東邦の音楽に乗って、挑戦者として暴れまわってほしい。

ゾーン全体では、初戦不戦勝の智弁学園が有利。

八戸学院光星は近畿勢と戦うと、妙に相性が悪い過去の試合を思い出すので。

 

 

【Eゾーン】

佐賀北と神村学園の九州対決。

佐賀北はDゾーンでも書いたけど、いつも初日に登場している気がする。

初日の第2試合って調整が最も難しい気がするんだよな。

その経験値はあるものの、戦力では神村学園がやや上か。

高岡商と石見智翠館の日本海対決は、ある程度の点の取り合い。

経験の差で高岡商に分があるように見ている。

履正社と霞ヶ浦。組み合わせを見て思わず声を出してしまったこのカード。

霞ヶ浦は星稜以外で最も初戦で引きたくないチームだったのではないか。

履正社はセンバツに奥川、この夏に鈴木、勝ち上がったら前と、

世代を代表する右腕とばかり戦うことになる。

静岡と津田学園は前という切り札がいる分、津田学園が有利だろう。

それにしても三重県は3年連続で静岡、愛知、静岡と当たる始末。

来年以降は同地区の初戦は止めてほしいと願う。

最難関ゾーンではあるが、思い切って霞ヶ浦を予想。

ただ3回戦で高岡商と大阪勢という、昨年と全く同じパターンも十分にあり得そうだ。

 

 

【Fゾーン】

このゾーンを見渡したときに、星稜・智弁和歌山・明徳義塾の3強だと考えられるのだけれど、

一戦勝負なら「星稜>智弁、智弁>明徳、明徳>星稜」という勝敗になりそうな気がする。

星稜は真っ直ぐくる相手になら相当強いものの、策を弄されると弱い典型的なチームだと感じている。

旭川大は北北海道史上でも相当良いチームだろうけど、さすがに相手が悪い感じ。

そういえば昨夏にあった2試合のタイブレークで敗れた同士という因縁がある。

秋田中央と立命館宇治のご無沙汰対決は宇治がやや有利か。

米子東も好チームだが、やはり籤に運が無かった。

藤蔭はダークホースだと思っていたものの、ここも相手が最悪。

甲子園でまだ実績が無い学校の初戦は、馬淵監督の大好物と言える。

3回戦で星稜と智弁和歌山の対戦となりそうだが、林監督は腹を括ってほしい。

1・2回戦で奥川の起用をできるだけ少なくできることがカギになりそう。

星稜を応援しているが、3回戦の智弁。過去何度もあったような壮絶な敗戦をする気がして仕方ない。

智弁和歌山の勝ち抜けを予想する。

 

 

【Gゾーン】

10番目から20番目くらいの高校が多く集まったゾーン。最も予想が難解だと思う。

それでも初戦は比較的固く決まりそう。前橋育英、敦賀気比、花巻東、仙台育英が有利。

2回戦が非常に難しい。守備型の前橋育英か攻撃型の敦賀気比か。

確実性では前橋育英に分があるが、ここは敦賀気比を予想してみる。

平沼が2年生だった頃に近い打線の破壊力があるのではないかと考える。

花巻東と仙台育英も迷うところだが、県大会で苦しい試合を経験した仙台育英が有利では。

須江監督に変わり、試合運びにおいても花巻東と遜色なく戦えるチームカラーになった。

敦賀気比と仙台育英の3回戦は昨年悔しい思いをした木下がいる敦賀に賭けてみる。

仙台育英は来年以降本格化。下級生の多さがその辺りで息切れするのではないかと。

 

 

【Hゾーン】

ここも8校全てがお馴染みの高校。近年全ての高校がプロを輩出している。

甲子園で非常に印象深い試合をするイメージの学校が多く、

何試合かは大会を代表するような鮮烈な試合をしそうな雰囲気がプンプン。

実力でいえば習志野が最右翼なのだろうが、沖縄尚学、高松商、山梨学院に3連勝はなかなかハード。

その山梨学院も打撃が自慢だが、関東一と戦った場合に湿ってしまう可能性も否定できない。

とても迷う所なのだが、それでも習志野の勝ち抜けを予想する。

春にあれだけ騒動になっても決勝までたどり着いた。

千葉県予選も木更津総合や専大松戸など、今年最もハイレベルな県を勝ち抜いた底力は本物。

どこで左腕の山内投手を使うのか。小林監督の采配に注目。

 

 

長年高校野球を見てきましたが、これだけ各ゾーンに有力校が分かれたのは記憶にありません。

楽なゾーンが見当たらないですね。

有利な2回戦から登場組も優勝候補同士がいきなり相まみえる感じなので、

初戦が終わらないと見えてこないです。

総合力で上回る相模や履正社に、

一戦だけなら非常に脅威になる近江、霞ヶ浦が当たったのは、非常に興味深いです。

特に優勝戦線を左右しそうなのは、東海大相模と近江で、

ここを相模が勝つと優勝確率が相当高くなる気がしています。

全体を通して見れば明石商が有利になりました。

花咲徳栄は確かに強豪ですが、点は取れるように感じています。

幾分2戦目が戦い易そうですし、優勝まで5試合。繰り返しになりますが監督の執念を最も感じますね。

 

したがって現在の優勝予想は明石商ですが、

3回戦が終わったタイミングで答え合わせをしてまた展望してみます。