昨日の午後は研修会に参加した。
テーマは、「サイバー犯罪の現状と対策」で、宮城県警本部のサイバー犯罪対策室の方が講師として招かれ講義してくれた。

サイバー犯罪とは、コンピュータやインターネットを利用した犯罪である。
例えば、ワンクリック詐欺やフィッシング、ハッキング、それからネット掲示板(BBS)やブログ上での誹謗・中傷などである。

近年、この種の犯罪は増加傾向と言うより、手口が巧妙になったり悪質化しているようだ。
ワンクリックからツークリック詐欺へ、違法情報とまでは言えない有害情報が氾濫しているのである。
この有害情報は取り締まるのは難しいようで、プロバイダによっても区々である。

特に問題となっているのは、中学生、高校生によるネットトラブルである。
かなり深刻なものは、出会い系サイト、学校の裏サイトでの生徒間のいじめである。

裏サイトでのいじめは、ニュース報道などでも聞いていたが、講義を聞いているとかなり酷いと感じた。
この種のトラブルに関しては、先生方からの相談が警察に多く来るようだ。
そのため、警察では学校に出向き生徒に防犯教育や、サイバー犯罪の怖さを教えている。

最後に、サイバー犯罪を防ぐには、フィルタリング対策を施すなど自己防衛しかなさそうだ。
インターネットを利用するには、自己責任が強く求められているのである。
個人的には、小中学生に携帯電話を持たせるのはどうかと思う。

なお、インターネット上での著作権侵害事件についても、県警のサイバー犯罪対策室が対応してくれるようだ。
インターネット上での著作権侵害事件に関しては、最寄りの警察署よりも県警本部のサイバー犯罪対策室に相談するのが良いであろう。