麻生さんは、それと知らずに自爆スイッチを押してしまったのかな | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

麻生さんが麻生派の所属議員に総裁選の第1回目の投票から高市早苗候補に投票するように指示した、などというニュースが流れてきた時は、さすがにびっくりした。

麻生さんは、ひょっとしたら河野太郎氏が怒り狂った時のあの姿をまったくご存知なかったのだろう。

役人を怒鳴りつける時の河野太郎氏の剣幕の凄さは、ちょっと他に類を見ないほどに酷い。
とてもその場にいたたまれないほどの凄さである。

その河野太郎氏も麻生さんの前ではずっと従順だったはずだ。

噂には聞いたことがあるだろうが、ご自分がターゲットになったことはなかったはずである。

麻生派に徹底的に忠誠を誓っていた河野太郎氏が総裁選に立候補しているのに、その総裁選の第1回目の投票から高市早苗候補への投票を指示した、というのだから、河野太郎氏の心中はいかばかりか。

うっかり本音は洩らさないだろうが、河野太郎氏が麻生さんに見切りを付けてもおかしくない。

小林鷹之氏を担ぎ出した張本人だと思われている麻生派の甘利明氏なども麻生さんの指示には困ってしまったはずだ。

麻生さんは、麻生派が一丸となって高市早苗候補を支持する姿勢を示すことで自民党内における自分のポジションを堅持することが出来ると踏んでいたのかも知れないが、どうやら事態は逆目に出てしまったようだ。

ああ、麻生さんのあの支持が、麻生派解体の自爆スイッチだったのかも知れないぞ。