自民党に逆風が続く中で勝利した熊本県知事選挙が、自民党再生への鍵かも知れない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

副知事と熊本市長の戦いだったので、どちらが県知事選挙に勝利してもおかしくなかった選挙ではあるが、自公が副知事側に、野党が熊本市長側に乗っていたという状況から如何にも自公と野党の直接対決選挙の様相を呈していたが、結局は副知事側の明白な勝利で終わったようである。

自民党に大逆風が吹いている中での勝利だったので、さぞかし自公の執行部はほっと胸を撫で下ろしているところだろうが、多分この勝利は副知事陣営が徹底的に自民党の色を消して無所属候補であることを標榜していたからだろうと思っている。

結果的には順当な選挙結果だった、ということになるのだろう。

敗れた陣営は多分、執拗な与党批判を繰り返していただろうから、無党派層、中間層の方々の票は党派性のより低そうな候補者に流れたのではないか。

野党陣営としては党派性を消してしまうと有権者にアピールする材料がなくなってしまうと思っておられるだろうが、どうも最近は党派性が色濃く出てしまう候補者は有権者からは敬遠されてしまうようである。

なかなかに難しい時代になってしまった。

党派性が色濃く出てしまえば有権者から敬遠されてしまうし、政党の色を完全に消してしまえば何が何だか分からなくなってしまい、結局は投票しない有権者が増えてしまうことになる。

さて、どういう選挙の戦い方をすべきか。
今ごろ、皆さん、あれこれ知恵を絞っているところだろう。

6月に解散総選挙になりそうだ、という声がドンドン高まっているようですよ。