さて、わが国はいつになったらイギリスのように多様性を許容する寛容な社会になることが出来るか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

島国としては同じようなものだが、イギリスは先祖の出自や宗教にはあまり拘りがないようだ。

どうなることかと思っていたが、イギリスの保守党の党首選は回避され、リシ・スナク元財務相が保守党党首に就任し、イギリスの新首相に選任される運びとなった。

リシ・スナク氏は、ケニア生まれの総合診療医の父親とタンザニア生まれの薬剤師の母親の長男として1980年にイギリスのサウサンプトンで出生しているが、祖父はインドのバンジャーブ出身で、1960年代に東アフリカから家族と共にイギリスに移住したそうだから、インド系の出自であることは明らかである。

多くの日本人はなかなか島国根性から抜け出せないでいると思うが、世界は確実にグローバル化の道を歩んでいる。

先祖の出自や宗教を問わないという文化は、やはり大したものである。

我が国もいずれはそうなるだろうと思ってはいるが、現時点では、政治の世界でイギリスと同様のことが起きる可能性はなさそうである。