選挙が終ったら一波乱ありそうな自民党 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

朝日新聞の選挙区情勢報道が相当浸透し始めている頃だと思うが、朝日の調査は他紙と較べて若干自民党に甘いような印象なので、やはり鵜呑みにはされない方がいい。

選挙戦も終盤に突入して、まさに今日からラストスパートというところだろう。
選挙戦も終盤になるとあちらこちらから本音が漏れるようになるから、応援弁士の方々は特に注意された方がよさそうだ。

自民党陣営の足の乱れが、端無くも東京15区の選挙で垣間見られた。

当初自民党の公認で出ると報道されていた候補者が推薦に格下げになり、つい先日まで立憲民主党の会派に属していた候補者にも自民党の推薦が下りた、ということだが、やはり現場では相当の混乱が起きていることが分かった。

自民党東京ブロックの候補者一覧が先日新聞で大きく掲載されていたが、その一覧をよく見ると公認候補者以外に一人だけ推薦候補者の写真が掲載されていた。

党本部で決定した推薦候補者の内1名をあえて東京ブロックの候補者一覧から外した選挙広告を新聞に掲載したのだから、多分自民党東京都連の選挙責任者があえて自民党本部の選対に異議を述べている、ということなんだろうと思う。

応援弁士の一人が応援演説の中でかなり激越な演説をしていたようである。

今回の衆議院選挙で自民党が大負けしなければ、仮に一部から不平不満が出て来ても佐々何程度で終わってしまうかも知れないが、万一自民党が40も50も議席を減らすようなことにでもなったら、大波乱に発展する可能性がある。

衆議院選挙の結果がどうなるかについて世間が注目するのは当然だが、本当のドラマは衆議院選挙が終ってから始まりそうである。