安倍総理に起死回生の一手、ありやなしや | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

第二次補正予算案以外に、もはや手はないだろうと思っている。

残された通常国会の会期中に政府が何を最重要法案として出してくるのかが問題になるが、9月入学制実施のための特別措置法等の提案がなければ、後は淡々と通常国会を閉じるだけに終わりそうな雰囲気である。

黒川問題や検察庁法改正法案の審議等でそれなりに野党の皆さんの見せ場が出て来たが、ただそれだけのことで、それ以上先に進みそうにはない。

安倍総理は、検察庁法改正法案に併せて国家公務員法改正法案まで廃案にすることまで視野に入れている、と述べたことがあるが、与野党の国対レベルでは継続審議にするという話になっているようだから、途中で何があっても通常国会が延長されるようなことはなさそうだ。

国会議員の皆さんの気持ちが、既にそれぞれの地元の選挙区に向かっていることは明らかである。
そろそろ選挙区に帰らなければ地元の有権者から見放されてしまう、と内心焦っている方々が多くなっているのではないか。与野党を問わず。

選挙を間近に控えている方々にとって、この3ヶ月間の空白は相当痛いはずである。
今週一杯は皆さん東京に詰めるだろうが、6月に入ったら、大方の人にとっては金帰月来、人によっては一日に何度も地元と東京を往来する日々になってしまうだろう。

こういう状況の下では、どなたにも起死回生の一手はない。
支持率を下げた人は、このままズルズルと支持率を下げていくだろうし、突然永田町にスターが誕生することもない。

まあ、検察が件の議員に対する逮捕許諾請求でもすれば別だが・・。