ハンセン病家族補償法の成立を歓迎する | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

国会は桜を見る会で盛り上がっているだけか、などと半ば呆れながら最近のニュースを見ていたのだが、実はその陰で国会議員の皆さんがしっかり仕事をされていることを確認した。

チラチラとニュースに出てはいたのだが、まったく違和感のない報道だったので、すっかり私の意識の外に置いてしまった。

どういう条文にするか、国としての謝罪文言を法律に明記するか、補償対象とすべきハンセン病家族の範囲をどうするか、補償額をどうするか、予算措置はどうなるか、請求の手続きをどうするか、等、いくつか技術的な検討を要する事項があったようだが、与野党間で丁寧な調整を経て、結構速やかな合意が得られていたようで、この臨時国会で無事成立に至ったことをまずは歓迎したい。

国会には、こういうところがある。
如何にも殴り合いやなじり合いをしているように見えて、水面下ではしっかり手を握って成立させるべき法案は必ず成立させる。

今の国会では、国対がしっかり機能しているという証拠だろう。

まあ、悪いことではない。