谷垣さんはきっとお断りになるだろうな、と思っていたが、案の定参議院選挙への出馬要請を丁重にお断りされたようだ。
リハビリに専念するのが自分の務めだと仰ったようだが、それはそのとおり。
いくら煽てられても、この段階ではお断りになるのがいい。
軽い人はすぐ煽てに乗ってしまうが、谷垣さんくらいに重い人は、そうそう軽く動かない方がいい。
二階さんも、さすがである。
参議院選挙の公示の二日前までにその気になってもらえばいい、これからがお願いのスタートだ、と言われたようだ。
三顧の礼を尽くす、という言葉があるが、二階さんは谷垣さんに三顧の礼を尽くされるようである。
人心の機微に通じた方々は、こんな風に周到に事を運ぶ。
能舞台を見ているようなものである。
派手な動きは毛頭ないが、一つ一つの挙措動作に思いがたっぷり詰まっている。
参議院選挙までに何が起きるか分からないが、谷垣さんが参議院選挙に立候補するようになると自民党の得票が増えることは間違いない。
谷垣さんは、自民党の良心みたいな人である。