ここは選挙の魔神とも言うべき小沢氏のアドバイスが適切なようだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

小沢一郎氏は決して選挙の神様ではないが、選挙の魔王、選挙の魔神みたいな存在だとかねがね思っていた。

近づくのは嫌だが、わざわざ敵にするほどのことはない。

さっさと議員辞職をされてもいい頃だろうと思っていたが、その政治への執念や、選挙に勝利するために何をすべきか、という思索の深さや斬新さにはしばしば瞠目していた。

小沢氏には選挙がよく見えているようである。
選挙がよく見えているから、普通の人ではとても思いつかないようなことを平然とやれる。
力も金も、兵隊までそれなりにいるようだから、小沢氏の力を借りたい人は遠慮なくお借りになった方がいい。

今の段階での選挙アドバイザーとしての小沢氏の役割は、結構大きそうである。

特に今回の沖縄県知事選挙に際しての小沢氏の助言は無視されない方がよさそうだ。
自由党の幹事長というポストに就かれている玉城デニー衆議院議員が突如として翁長さんの後継者の候補として浮上してきた。

オール沖縄としては、なんとしても玉城氏を担ぎ出したいのだろうが、どうもそう一筋縄ではいかないようだ。

何しろ、玉城氏を後継者に指名したという翁長さんの最期の一声を録音したというテープなり録音機の音声が未だに公開されていない。
そういうテープなり録音機の存在自体が疑われるような状況が現出してしまっているのだから、こんな状況で玉城氏がうっかり出馬宣言してしまうと、二階に上げられて梯子を外されるようなものだから、ずいぶん悲惨な選挙戦を戦わざるを得なくなる。

選挙に勝てるような環境が整っているかよく見極めるべき、という小沢氏の一言は、翁長氏の遺言よりも重要かも知れない。

ちょっと待て、そのスピードが死を招く。

たしか、かつてそういう交通標語があったはずだ。

無理はされない方がいい。
まあ、余計なお世話、と言われてしまうかも知れないが・・。