開き直りより、新規蒔き直しの方が大体はいいのだが・・ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

物事が上手く行かない時は、リセットボタンを押して最初からやり直せば何とかなる。
時には電源を落として、最初からやり直す。

ずいぶん迂遠だななどと思っても、あれこれいじくって物事を拗らせるよりはいい。
時間は多少かかっても、結局ははじめからやり直す方がいい結果になることが多い。

私は、モリカケ問題については、官邸も財務省も対応を誤ったと思っている。

安倍内閣の支持率も自民党の支持率も一時の低迷状態から脱しているように見えるが、支持率が多少回復しているからと言って、これまでの対応を正当化することは出来ない。

財務省は、明らかに事態を拗らせてしまった。
刑事訴追を受ける人は一人もいないのだが、反ってこれで正義が踏みにじられてしまったような印象が残ってしまった。

皆で臭いものに蓋をしているような感じである。
腐臭が漂うほどになっているかは分からないが、とにかく美しくない。

麻生さんなどはさっさと責任を取って辞めておけば、それなりにかっこよかったのだろうが、既にそのタイミングを失ってしまったようだ。

こんな状況に関わらず、安倍総理や自民党に対する支持率は結構高止まりをしている、ということだから、日本の社会は全体として正義を求める感覚が鈍磨してきているのだろう。

決していいことではない。

最近の日本は、決して美しくないなー。

そう、言わざるを得ない。