首相案件という用語の意味を読み解く | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。


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役所の便宜供与がどんな具合に行われているか、ということについて一言申し上げておく。

同種の申請書類が何通も提出されている時の便宜供与の典型は、他の申請者に遅れて提出された申請書類を未済書類の一番上に置くことである。

申請書類がいつ、どんな順番で提出されたかは、決裁権者は知らない。
未済書類の上の方から一つ一つ決裁していくのが通常である。

後からの申請書類を未済書類のトップに置いておけば、大体トップに置かれた申請書類は大過なく通過してしまう。
首相秘書官が、加計学園の獣医学部設置案件を首相案件だ、と説明した事実があるのであれば、他の誰かが提出してくる申請書類よりも優先して取り扱われることになる、と説明したようなものである。

そもそも愛媛県の担当者が総理官邸に赴いて総理秘書官に直接陳情が出来た、ということ自体が異例の扱いだった、ということになる。
愛媛県の担当者が記録として残していた面談結果報告書の記載は、官邸が如何に懇切丁寧に応接したか、という事実を如実に表している。

首相秘書官や官邸の人たちが愛媛県の担当者にここまで親切だった、ということに驚愕している。

少なくとも官邸や関係者の間では、加計学園の獣医学部新設問題は、首相案件だという認識が共有されていた、ということである。

それのどこが悪い、となどムキになって反論しようとされる方々も出てくるだろうが、行政の公平さに対しての信頼を揺るがせるようなことなので、一切不問にする、などということはやはり出来ない。

悪しからず。


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