これで怒り出さないのは、脛に傷があるか、自分を護るためになされたことを承知しているからか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。


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安倍内閣の閣僚の方々も口々に怒りを露わにされ始めた。

自民党の国会議員で今回の決済済み文書の改竄問題について一言でも擁護するような発言をするような人がいたら、まず火達磨になることは必至である。
議会制民主主義の根幹を揺るがすような大事件だ、という認識が広く共有されるようになったのがいい。

与野党を問わず、国会議員の方々は怒った方がいい。
皆さんに国民の代表だという認識がおありだったら、国民と共に大いに怒ることである。

その怒りの矛先を財務省の役人にだけ向けるのは、多分間違いだと思う。

この問題の根は、深そうである。

財務省理財局の面々が、国会や国民の方向を向いていなかったのではないか、ということがいよいよ明らかになる。

国会議員には綺麗にお化粧した改竄後の決裁文書のコピーを渡しておけばいい、ぐらいのことを考えていた節がある。
国会の国政調査権を端から無視していた、ということだろう。

理財局長の国会答弁に合わせるために決裁済み文書の文言を訂正したり削除したり書き換えたりしているのだから、本末転倒と言わざるを得ない。
現実に行われた行政執行をあるがままに報告すべきなのに、知らしむべからずよらしむべし、という文化が財務省の理財局にあったとしか思えない。

私の友人にも理財局長経験者がいるが、かつて霞が関でこれほど酷い組織的な情報隠蔽工作が行われていた、ということは聞いたことがない。

公の奉仕者であるべき国家公務員の倫理や矜持がここまで地に落ちてしまっていたのか、と思うと、無念でならない。

いつからこんなことになってしまったのか。

そういう悲しみや怒りを共有していない人が真相解明の責任を担っても、おざなりのことしかしないはずである。
国会議員の皆さんは、もっと怒っていい。もっと悲しんでいい。

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