社民党の党首選が迷走しているようだが、これは仕方がない。
人望はおありのようだが、如何せん議員バッジがない党首では、出るところにも出れず、金回りもよくないだろうから、まず悲哀の日々を送らざるを得なくなる。
解党に持っていくほどの力もないだろうから、ここは逃げるが勝ち、というところか。
国政政党は、やはり国政の場に自分たちの代表を出せるくらいの力は持っていてもらいたいものだ。
社民党は、そろそろ役割を終えたのかな、というところだ。
思い切って立憲民主党の門を叩かれたらいい。
周りから見ていると立憲民主党も社民党も同じように見えるのだから、特に違和感はない。
まあ、断られたら、それはその時のこと。
他方、民進党については、執行部の皆さんが実にお気の毒である。
如何にも優しそうな大塚さんが、ご自分のありったけの力を絞り出し、不退転の決意で希望の党との統一会派結成構想を押し進めていたのに、無所属の会を名乗る民進党の衆議院議員や立憲民主党への合流を目指す参議院議員の方々の抵抗であっさり引っ繰り返されてしまった。
大塚さんはいわゆるいい人なのだが、喧嘩・争闘の類には強くないようだ。
方向性は決して間違っていないのだが、如何せん民進党の執行部の方々は弱過ぎる。
多分、これで、立憲民主党の方が益々強く見えてくる。
本当にどこまで強いのか分からないが、とにかく強く見える、というのは政治の世界では大事なことである。
民進党は如何にも弱いと思われてしまったことは、大きなマイナスだろうが、実際にはそれほど弱くない。
それなりの組織基盤もあれば、金もある。
やり方次第である。
まあ、一から出直すことですね。