早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。


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私にとって今回の選挙はもう終わったも同然なので、次の衆議院選挙のために野党の皆さんはどう備えるべきか、ということを考えておきたい。

小選挙区制選挙を続ける限り、野党の皆さんにとって選挙が大変な重荷になることがほぼ確定した。
一時期は大変な勢いを示していた希望の党が、立憲民主党の発足で一気にピンチに追い込まれてしまったことは大方の識者が指摘されるとおりである。

私に対して、この状況を何とか出来ないのか、小池さんに起死回生の一手はあるのか、と問い合わせて来られる人がいるが、あれやこれや考えても何の知恵も浮かばないのが現実である。

手がない時は手を出さないのが鉄則だから、求められれば手を差し延べる用意があった私ももはや手を出さない。
結果が見えてから、さて、それではどうするのがいいか、という辺りのことを考えようかしら、と思っている。

野党が分断されたままの状態では小選挙区制選挙に勝ち抜くのは難しい、ということがよく分かった。
若い方々は与党の公認候補として衆議院選挙に立候補することは難しいだろうから、基本的に野党からしか立候補できないことになる。

若い方々が国政選挙にチャレンジする機会を与えられるのは、現職の議員が亡くなるか、引退する時に限られるのだが、自民党のように旧弊な体質の政党が政権に就いている時は、一般の方々にチャンスが廻ってくることは殆どない。

大体は、引退する議員や亡くなった議員の子弟や細君、時には兄弟等の親族、せいぜいが秘書や有力な支援者である地方議員が後継の候補者になってしまうから、新しい血が政権与党に入ることは殆どない。

事実上の世襲制が根強く生き残っているのが、現在の政治の世界である。

これをしがらみ政治と呼ぶかどうかはさておいて、若い方々の政治参加の機会を事実上奪っているのが、今の永田町政治である。

一種の帝王学を学んでいる人もいるから、これが一概に悪いシステムだと一蹴することは出来ないが、私はあまりいいことではないと思っている。

こんなことを続けていると、政治家という職業が一種の家業になってしまう。
何とかこういうシステムを変えてみたいと思うが、家業政治家が永田町を牛耳っている現状では絶対にこれを中から変えることは出来ない。

競争原理が働かなくなったら、どんな世界も劣化してしまうものである。
今の日本の政治が、まさにそうである。

まあ、政権選択選挙や政権交代選挙などという言葉に今の若い人たちは心を動かされることはない、などと醒めた物言いをされる方もいるが、政治の世界に競争原理を持ち込み、政治家同士が本当の切磋琢磨をするようにさせるためには、政権選択選挙という物言いが役に立つこともあるので、何でもかんでも一刀両断で斬って捨てるようなことは止めておかれた方がいいだろう。

若い有為な人材を政治の世界に送り込むためには、やはり野党統一候補方式が有効である。

今回の選挙ではそれが出来なかったが、次の衆議院選挙までに、それぞれの選挙区ごとに野党統一候補を選抜する方式を確立することである。
上手く行けば、日本の政治のシステムを変えることが出来る。

今のところ小池さんの脳裏にはそういうアイデアは浮かんでいないだろうが、ここは固定観念に縛られないで、自由に物を考えられたらいい。

ご参考までに。
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