自公維の共同修正案の中身が、昨日確定したようである。
内容的にはまだまだだなあ、と思うが、立法府である国会に所属する国会議員が内閣提出の政府原案をそっくりそのまま鵜呑みにしないで、とにもかくにも修正案の提出に漕ぎ着けたというのだからその努力は高く評価した方がいい。
法務省の担当者から、これはダメです、とても吞めません、などとすげなくあしらわれたのではないかと思っているが、政治の意思として何としても修正案を纏める、というところまで来たのはいいことだ。
さて、今回はどなたが議論をリードしたのかな、とあれやこれやそれぞれの議員の顔を思い浮かべているのだが、今回の修正協議のリード役らしい人の顔が浮かんでこないところが、ちょっと寂しいところだ。
リード役がしっかりしていれば、たとえ今回の修正が中途半端で終わっても引き続いてよりよい法制に導いていくための地道な努力が続けられるだろうが、本当のリード役が不在だとあっという間に押し戻されてしまうようなことがあるから、そうそう簡単に気を緩めることは出来ない。
一歩だけ前進しましたね、ぐらいなところだろう。
それにしても、まずは自公維の共同修正の協議が成立ことには敬意を表しておきたい。
民進党は、他の野党と協議して組織的犯罪処罰法の改正案等を対案として国会に提出したようである。
報道では、自民党はこの対案の提出が時機に遅れているから審議の対象にはしない、としているようだが、自公維の共同修正案を審議の対象にするのなら、民進党等の修正案ないし対案も同じように審議の対象にするのが筋である。
アンフェアだと言われないように、まずは丁寧な審議に努められることだ。
まあ、何にしても、民進党他の野党の皆さんが反対のための反対で終わらなかったのはよかった。
私だったら、もっと別の修正案なり対案の提出をお勧めしたところだが、問題の所在についての認識に隔たりがある以上は、目下のところは止むを得ませんね、というところか。