自民党が野党転落時代に作った2012年憲法改正草案は推奨しないし、責任も持たない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自民党が自主憲法制定を党是としていたことはそのとおりだが、しかしながら現時点で自民党の憲法改正草案とされている2012年策定の憲法改正案は私たちが議論して作り上げた憲法改正草案とはまったく別物になっているので、皆さんにはお薦めもしないし、またその内容について責任を分有することも出来ない。

野党転落当時に作り上げた憲法改正草案はとても国民の合意の下に、与野党を問わず大方の国民の納得が得られるような内容のものにしようという配慮を欠いているもので、真正保守、伝統保守の方々の政治闘争のマニュフェストとしての機能は十二分に果たしているが、憲法改正作業を国民的合意の下で円滑に進めていくための材料としては問題が多過ぎるので、私としてはあえて検討の対象から外すことにしている。

加藤さんや山崎さん、あるいはかつての後藤田さんやその他諸々の自民党の先達たちが思い描いていた憲法改正案とはどうも違う。
福田さんも多分違和感を持たれていたのではないかと思うが、自民党はかつての自民党と違って言いたいことがあっても自分で蓋をしてなかなか外に異論が出てこないようになっているらしく、今の自民党の閉塞的な状態の中で憲法改正論議をどんどん前に進めることには賛成できない。

内部での自由闊達な議論が乏しいのが、今の自民党の抱える深刻な問題だろうと思っている。

勿論、今の自民党にも保岡さんや船田さんのような方もおられるのだが、若い方々の議論が不足しているのがどうにも心配である。
念のため。