私は、他の方より一歩だけ先を歩くようにしている。
他の方より一歩だけ先を歩くだけで後に続く人が歩き易くなるだろうと思っているからである。
一歩先に進むから、落とし穴があれば私が落とし穴に落ちることになるが、私が一歩先を進むから後の人は難を避けることが出来る。
まあ、それなりに役に立っているということだろう。
私の一歩は、大体10年である。
他人よりも10年早く物事を始める。
法律事務所の法人化の提唱などは、その典型だろう。
とにかくアイデアだけは先に出す。
いいと思ったら、粗削りであってもとにかく一応の形にしてみる。
私が、日本で法律事務所法人化の最初の提唱者であることをご存知の方は殆どおられないと思うが、日本で法律事務所の法人化構想は私の周辺から始まっている。
重大犯罪についての公訴時効の廃止や見直しを日本で最初に提唱したのも、私である。
民法772条の再婚禁止期間の見直しやオウム犯罪被害者に対する救済措置の実施を求めたのも私である。
18歳選挙権を自民党の中で最初に正式に提唱したのも、多分私である。
実現までにはそれなりに時間がかかっているが、しかし、いいと思って私が提唱したことは、時間はかかってもそれなりに実現している。
今、共謀罪関連法案の審議が行われているが、どうやら政府原案の修正が実現しそうである。
維新が、5項目の修正項目を取りまとめ、来週から自民党、公明党と協議に入ることになったようだ。
修正という方向性が出てきただけで8割方成功したようなものである。
その5項目の内容は審らかではないが、参考人質疑の段階では明らかになっているはずだ。
うん、これは面白い。
私にも出番がありそうだ。