大衆討議の要求は、百家争鳴状態にさせたいときの常套手段ではないかしら | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

落としどころは決まっているんだがな、と思っているが、世の中にはどうしても一言言わなければ気が済まない人がいる。
学者の方々も然り、国会議員の方々も然り。
国会議員の場合は、与党の国会議員も野党の国会議員も似たようなものだ。

それぞれの皆さんの意見を拝聴して全体の流れを変えることが出来るような格式が高く、かつ周到でよく練られた極めて説得力のあるご意見なら傾聴しないのは国家の損だが、大体はどなたかの意見の焼き直しで、何の新味もなければ深さもない。
一応はお聞きしなければならないが、お聞きするだけのことで、全体の議論には何の影響もない、などということがある。

宮家の創設や女性天皇・女系天皇の容認などの議論はこれまで何度も出てきている議論で、そう簡単には結論を出せない大事な問題だ、という認識がある程度国民の間で共有されているはずなのだが、それでもあえて国会での議論の場に持ち出そうとしている方々がおられる。
どうも空気が読めない人たちだな、ちょっとセンスが悪いなと思うが、ほどほどにしていただきたいものだ。

天皇の譲位(生前退位)制度の創設については、やはりこの通常国会で一応の結論が出せるような手順なり手続きを踏む方がいいだろう、というのが私の考えである。
まあ、議論噴出の百家争鳴状態にしたいと考えておられるのなら止むを得ないが、天皇の譲位(生前退位)問題はいつまでものんびり議論していればいいような問題ではない。
出口をよく見極めて議論の入り口を探されるのがいい。

民進党の細野さんはご自分の議論に相当自信がおありのようだが、私から見るととても大勢を動かすだけの力はない。
こんなところで民進党をアピールしても大方の国民は心を動かされることはない。

まあ、ご本人は立派なことを言っておられるような気分になられるだろうが、どうも自己満足に過ぎないようだ。
悪しからず。