ひょっとしたら、ひょっとしたことになる。
大したことはないだろうと高を括っていたら、実はのっぴきならないことになるのではないかしら、と思うようなことになってきた。
かつての日本は父親が日本人であればその子は日本人だという血統主義を取っていた。
何故父親の国籍だけを重視するのか、男女同権、男女平等の原則に反する不合理な制度ではないか、という批判や反省から、父親、母親の別を問わず日本人から生まれた子は出生の時に日本国籍を取得するという制度に変えた。
私が親族法の勉強をしていた当時とは大きく制度が変わったのだが、私自身には何の影響もないことなので蓮舫さんの二重国籍疑惑問題が浮上するまで何の疑問も持たないで来たのだが、ここに来てこの問題が実は結構深刻な問題だということが分かってきた。
細かい条文は調べていないのだが、フェイスブックに投稿されていた読者の方の情報提供が正しければ、自分は生まれてからずっと日本人だった、という蓮舫さんの認識が実は間違いで、蓮舫さんは改正国籍法の基づく日本国籍取得の手続きをした時点で初めて日本人になったので、それまではやはり中華民国に国籍がある中国人だった、ということになりそうだ。
国籍法の改正で、母親が日本人の場合はその子も当然出生時に日本国籍を取得したことになるのだろうと思っていたのだが、1984年に成立した改正国籍法で、施行日から3年以内は「母親が日本人で父親が外国人であるために日本国籍を持たない20歳未満の者は届け出の時に日本国籍を取得する」と書いてあったそうだ。
ふーん、なんで出生時まで遡ることにしなかったのだろうか、と思わないでもないが、当時の改正国籍法の規定がそうなっていたのであれば、ああ、これは勘違いでしたね、と言わざるを得なくなる。
私には、蓮舫さんの難しい立場を擁護するような論理が簡単には組み立てられそうにない。
ここは、やはり民主党政権時代に内閣法制局長官よりも法解釈の専門家だと自称されていた枝野さんの出番だろう。
枝野さんならどういう理屈付けをされるか。
枝野さんでもちゃんとした理屈がつけられないと言うことになったら、蓮舫さんも民進党も相当のピンチだということになる。
さて、どういうことになるのだろうか。