蓮舫さんの二重国籍問題 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

日本国籍を有していることは間違いないのだから、いいんじゃない?というのが私の感覚なのだが、やはり拘る方は徹底的に拘るようだ。

蓮舫さんが日本国籍を取得したのは18歳の時だということだが、それまでは中華民国籍(ただし、日本政府としての公式見解によれば中国籍ということになる。この点についての議論は複雑で面倒なので割愛し、ここでは台湾の立場に立って中華民国籍と表記しておく。以下、同じ)だったことは間違いないようだ。
帰化という特別の手続きによって日本国籍を取得したのではなく、国籍法の改正で当然日本国籍を付与されたということだから、蓮舫さんが記者会見で自分は日本国民ですと答えたのは自然のことであり、それ以外の質問については質問が分からない、と答えたのも仕方がないように思う。
国籍法の改正で日本国籍を取得することになった、というのだから、多分国籍法の改正で出生時に遡って日本国民だ、日本に国籍がある、ということになったのだろう(いや、どうやらそうではないみたいだ。当時の国籍法では、届け出の時に国籍を取得すると規定されていたそうである。これは、大変。)

それでは、それ以前にあったという中華民国籍はどうなったのか。

多分、二重国籍になったため国籍選択権の行使が求められ、蓮舫さんは日本国籍を選択されたのだと思う。
まあ、日本人の母から生まれ、日本で出生し、日本で生活してこられたのだから、純正の日本人だと私は認識している。

国籍法の規定では、22歳になった時点で二重国籍の一方を放棄しなければならない建て前になっているが、実際には日本国籍を選択した方がもう一つの国籍の放棄手続きまで履行したか否かを確認する仕組みにはなっていないようで、厳密には二重国籍のままの人も相当数いるようである。
律儀な人は不要な国籍の放棄手続きを実際に履行しているか否かをとことん問い詰めたいようだが、実際には実害がない限りそこまで厳格に手続きを進める人はいない。

蓮舫さんは日本国の総理を目指す以上は厳格に法の求める手続きを履行済みであることを証明しなければならなくなるだろうが、今はまだその必要性が乏しい、ということだろうか。

当面の民進党の代表選挙を左右するような問題にはならないと思うが、いずれは事実関係を調査して、法的に遺漏がないようにされる必要はありそうである。

念のため。