やはり閣僚として国会で何度も答弁席に立ったことがある人の答弁力は、素晴らしい。
最後まで自分のペースで記者会見をされており、冒頭の豊洲移転の延期理由の説明もその後の記者の方々の質問に対する回答も実に周到で、まったく破綻を感じさせない。
今の段階でこのだけの答弁が出来るのであれば、おそらく都議会の本番でどこからどんな質問が飛んできてもほぼ完璧に答弁されるはずだ。
何しろ言葉遣いが丁寧だから質問する人の反感を買いそうなところがないし、答えていいことと答えない方がいいことの見分けがしっかりついているようだから、どこにも危なっかしいところがない。
多分、小池さんの今日の記者会見を聞いて、上から目線みたいなところを感じた人は一人もいなかったのではなかろうか。
どうやら橋下氏の心配は杞憂に終わりそうである。
都会議員の皆さんが如何にも小池さんを見下した風な応対をされれば、必ず手痛いしっぺ返しが返ってくる、と覚悟されることだ。
小池さんは、実に強かで、かつ品がある。
記者会見は、小池さんの最強の武器になりそうだ。