あまり正直ではない日本の保守政治家 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

400万人以上もの国民が動いてももう流れは変えられないと言うのだから、時の勢いというのは恐ろしいものだ。
イギリスのEU離脱でいいことなどないはずだ、出来るものならもう一度国民投票をやって国民の声を聞いた方がいいのではなかろうか、などと思っていたが、国民投票のやり直しを求める声が400万人を超えてもイギリスの国会は動かないことに決したようだ。

400万人くらいでは難しいだろうが、国民投票のやり直しを求める人が1000万人を超えるようであれば何とかなるのかもしれないな、と思っていたのだが、さすがに1000万人に達するほどの勢いはなかったということだ。

これで、イギリスは粛々とEU離脱に向かって歩を進めることになる。

イギリスの国会議員の方々は、国民が選んだことだから国民の決定に従う、国民投票の結果を粛々と受け容れて、国民の求めるように事を運ぶのが保守の政治家の本来の在り方だ、と覚悟しているようなのが、実に潔い。
イギリスの保守政治家の方々は、日本の保守政治家とはどこか違うなあ、と思わざるを得ない。

議会主権とは言うものの、国民投票によって示された国民の意思には従う、といいところがいい。
民主主義の伝統はこういうことの積み重ねで出来上がってくるのだろう。

正々堂々とEU離脱の是非を国民に問うて、その国民投票の結果には従うことにしたイギリスと、憲法改正への意図は最後まで隠して参議院選挙の投票日まで来た日本とどちらがいいか、と問われれば、やはりイギリスの方がいいと言わざるを得ない。
イギリスに較べると日本の保守政治家はあまり正直ではないですね、と言われてもどうも仕方がないようだ。