開けてガッカリ玉手箱 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

開けてびっくり玉手箱、と言うが、びっくりするほどの驚きもなかった。
まあ、そうでしょう、そうでしょう、と言いたくなるのだが、それだけで留めることのできない違和感、案外感を拭えない。

端的に言えば、ガッガリ感でいっぱいである。
あれ、これほどに駄目だったのか、という驚きの方が大きい。

谷亮子さんを自民党が自民党の公認候補として参議院比例区選挙に担ぎ出す動きがあると週刊文春が報じていたので、誰かに酷い恨みを買うような阿漕なことは、たとえそれがいくら選挙戦には役に立つと言っても自民党としては止めた方がいい、今の自民党はそこまで追い詰められたり、落ちぶれたりはしていないはずだ、という趣旨のことを書いておいたのだが、自民党が谷亮子さんを担ぎ出さなかったのはいいとしても、その理由が実に情けない。

谷亮子さんが自民党から立候補すると生活の党が政党要件を失うことになるから、小沢さんが反対したそうだ。

生活の党からは立候補しないと宣言した時には小沢さんに叛旗を翻し小沢さんと袂を分かったのか、と思っていたが、小沢さんから駄目だと強く言われたらへなへなとなってしまったということらしい。

まあ、どんなに頑張っても小沢さんには勝てないだろうと思っていたが、一撃で粉砕されたということであれば谷さんはずいぶん弱かったということだ。

強い谷亮子は見てみたいが、弱い谷亮子はまったく見たくない。
あれれ、変なことになってしまったな、と思っている。

谷さんはやはり政治の世界に色気を出さなかった方がよかったな、と思わざるを得ない。
これでまたまた谷さんが傷付いた。

ご本人に政治の世界で生き抜く相応の資質があるのならともかく、今の谷さんには残念ながら大した魅力がない。
どうも谷さんは、この際すっぱり綺麗に政治の世界から足を洗った方がよさそうである。

一旦あらゆるしがらみから自由になることである。
その方がまだ色々可能性がある。