目玉候補であっても、支持団体までは貼り付けないはず | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

件の女性は自民党の目玉候補と位置付けられるようだ。

目玉だったら必ず当選出来るような体制を組むものだが、本番の5か月前になって何が出来るのだろうか、と少々不思議になる。
現職の参議院議員の支持母体を無理やり剥がして新人の目玉候補に貼り付けてやる、などということが可能とはとても信じられない。
選挙の資金はある程度多めに、いやたっぷりと配分されるのかも知れないが、票は自分の力で稼いでくださいね、ぐらいのことになるのではないか。
公認決定に至るまでは下にも置かない実に丁寧な応対だが、公認が決定したその瞬間から、後は自分の力でやってください、となるのがオチである。

何しろ公認の候補を選んだ人たちが、自分の選挙で忙しくなる。
とても他人の面倒を見ているだけの余裕がなくなる。
自民党にはそれなりの人材が揃っているように見えて、実はそうでもない。
何しろ自民党の国会議員が多いから、今は手が多い人、手が余っている人は殆どいないはずである。

うっかりするとこれから参議院選挙に名乗りを上げる人は、選挙コンサルタントと称する広告代理店の人や国会議員の秘書経験者などを頼らざるを得なくなる。

本当の選挙の神様が揃っているのなら安心だが、本当の選挙の神様などどこにもいないから、結局選挙の素人の人たちが手探りで選挙の準備をすることにもなってしまう。
俺に任せろ、などと言って陣営を仕切れる人など殆どいない。
多分、誰でもオロオロするはずだ。

大丈夫かしら。

普通の人のようだから、余計に心配になる。

まあ、これくらい書いておけば自民党で選挙を仕切る立場の人も迂闊なことは出来なくなるだろうから、少し大袈裟に書いておく。
くれぐれも前途ある若い人を傷付けることがありませんように。