何としてもご本人の立ち直りに力を貸してあげたいのだが、無理だろうな、と思っている。
親しい人たちに自分とはこれ以上関わり合いにならないでくれ、と言ったようだから、ご本人はどうしようもないところまで来ていたのだろう。
弁護士としても難しいところである。
助けたいのはやまやまなのだが、関係者からの依頼がなければ動けない。
仮に弁護人を引き受けても、ご本人が本当のことは言わないことに決めてしまっていると、無理に口をこじ開けて本当のことを言わせるわけにもいかなくなる。
頼まれもしないのに、マスコミの取材を24時間受け付けます、などと変な書き込みをした法律事務所があるそうだが、弁護人でもないのに何を言うつもりだったのか。
清原氏の覚せい剤所持事件の弁護は、なかなか難しい。
ご本人の立ち直り、生活の再建のためには、まずは洗い浚い本当のことを語ってもらわなければならないのだが、薬物依存に陥った人が入手先を洗い浚い語るなどということはまず期待出来ない。
薬物依存になるまでの期間が長ければ長くなるほど難しい。
もっと早く助けて上げればよかったのに、と思うが、警察当局が本人を泳がせておく期間が長過ぎたようだ。
薬物に手を出した時に止めておくことが出来たら、生活の破綻も人格の破綻も来さないで済んだかも知れないが、どうにも遅過ぎた。
反社勢力の手の中に相変わらずいるのだったら、残念ながら普通の弁護士では手が出せない。
それでも、何とかしてあの泥沼から救い出したいと思っている。
いい弁護人が付いてくれるのをひたすら祈っている。