選択肢になれる程度にはガンバレ、民主党 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私は、決して民主党を嫌ってはいない。

自民党の国会議員の時代、民主党の人たちと激しく戦ってきたが、だからと言って民主党の人たちを嫌ったことはない。
ただただ民主党の支持者の方々を自分の陣営に取り込めない自分の不甲斐なさを嘆くだけで、民主党を嫌ったり、あるいは民主党支持者の方を嫌いになったことはない。

みんな包み込んでしまえ、というのが、私の願いだった。
だから私は、「新しい時代、大きな和をつくろう!」というスローガンを掲げた。

今でも基本的にその心情は変わらない。

自民党にいい人がいるように、民主党にもいい人がいることを知っているから、自民党と民主党のいい人同士が手を繋いでくれて、いい政治を作り上げて欲しい、という願いは今でも持っている。
選挙を間近に控えていると、そういうほのぼのさんの表情を人前で見せるわけにはいかなくなるが、やはりいいものはいい、悪いものは悪い、といつでも言いたくなる。

しかし、今の民主党を、いいとはとても言えない。

どちらかと言うと、もっと本気でガンバレ、もっと努力しろ、もっといいことをやれ、もっといい人を表舞台に立たせろ、ぐらいのところだ。
まあ、私としては叱咤激励のつもりだが、そこに籠められている激励のメッセージを素直に受け取れない人は、ただ批判されている、非難されている、叱られていると取るかも知れないが。

民主党を解体せよ、とか、民主党の名称を変えよ、などという意見が民主党の支持者の中からもよく聞くようになったが、部外者である私から見ても民主党は何とかした方がよさそうである。
立憲主義を声高に叫んでいるから立憲民主党にしたらいい、などという声も上がっているようだが、確かに一考の価値はある。

自由民主党に対抗する立憲民主党、という構図は悪くなさそうだ。
自由民主主義に対抗する立憲民主主義、というのも悪くない。
少なくとも、自由があるのが自由民主党で、自由がないのが民主党、よりは遥かにいい。

ガンバレ、ガンバレ。
ただし、だからと言って民主党に投票するわけではないので、悪しからず。