自分なりの課題を持って地道に活動し、それなりの実績を挙げてきた人を応援できるのは嬉しい。
「無戸籍の日本人」という本を出版された井戸まさえさんは、まさにその一人である。
力のある人である。
よく勉強する。
よく行動する。
多分よく食べ、よく遊ぶ人の一人でもあると思うが、実にエネルギッシュでタフな人だ。
こういう人こそ政治の世界で大いに頑張ってもらいたいと思うが、必ずしも政治の世界にいなくとも十分仕事が出来る。
多分、器械の歯車で終わるような人ではない。
自らが社会を動かすエンジンになる人だと思う。
また、そうでなくては困る。
政治家は、誰にでも務まるような楽な仕事ではないはずだ、と私は考えている。
何も考えていないような人、自分自身の課題を何も持っていない人は、政治家にならないで欲しいとさえ思っている。
選挙で勝つことしか考えていない人、当選したら単なる投票マシーンにしかならない人は、困るなー、というのが私の正直な感想である。
そういう単なる投票マシーンの人が現実に今の永田町にいるのかどうかは知らないが、若い方々には是非自立してもらいたいと願っている。
自分自身の頭で物を考え、自分自身の判断で行動出来る、そういう自立できる方々にこれからの日本の政治を担っていただきたいものである。
井戸まさえさんの「無戸籍の日本人」がどうやらブレイクした。
ダイアモンド・オンラインで大きく取り上げられたり、各種まとめサイトで井戸さんの記事が掲載されたりしている。
井戸さんはまだ著名人の仲間入りまではしていないかも知れないが、いずれそうなるだろうと思っている。
「無戸籍の日本人」は、集英社の開高健ノンフィクション賞の受賞候補作になっていたそうだが、元衆議院議員の著作が世間の注目を浴びるようになることは実に嬉しい。
私のブログも引用されているので、読んでいただければありがたい。