どの新聞社の調査でも安倍内閣の不支持率が支持率を上回っているようだ。
まあ、当然のことだと思う。
女性や若者から支持されないのであれば、いくら高齢者層や保守層が安倍内閣の支持を表明していても不支持率が支持率を上回るのは自然のことである。
問題はどこまで安倍内閣の支持率が下がるだろうか、ということだ。
新国立競技場建設問題で辛うじて支持率の急落は免れたが、私の肌感覚ではさらに10パーセントぐらい下がってもおかしくない。
多分安倍内閣の支持率は、下がる一方だろうと思っている。
内閣法制局の長官の人事辺りからおかしくなっている。
政治の力で何かを捻じ曲げたような印象がいつまでも払拭できない。
解釈改憲などと言い出したことが決定的なミスになりそうだ。
内閣法制局の解釈が絶対に間違いない、などということはないのだが、それを内閣が自ら言い出したことがどうにもいけない。
まあ、この失点はまず取り返せない。
平和安全法制整備法案等についてはどうにか合憲の司法判断の範囲内にとどめることが出来そうだが、安倍内閣は憲法の解釈を恣意的に変えそうだというイメージはとても拭い切れない。
自民党に代わるだけの力を持った政治勢力はまだ現れていないが、そろそろ何とかしてという声が上がるはずである。