統一地方選挙のパフォーマンスで未熟な若者を血祭りにあげたり、晒し者にすべきではない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

未熟であっても、未熟だからといって簡単に切り捨てていいものではない。

たしかに政党の内部自治の問題ではあるが、除籍とか除名という処分をこんなに簡単に発動すべきではない。
デュウープロセス、適正手続きの観念が大阪維新の会や維新の党に欠落しているようなのが気になる。

将棋の駒以下の駒の切り捨てのように映る。
まるで汚い物をゴミ捨て場に投げ捨てるような乱暴さだ。

自分たちが選び、有権者に選んでもらった大事な人材であったはずだ。
人をこんな風に粗末に扱ってはいけない。
仮に未熟であることが分かっていても、その未熟さを補い、みんなで育て上げていく姿勢を示すことが大事である。

維新塾が本当には人を育てるところではなかった、ということが証明されたようなものだ。

これはいけない。
せめて、本人に自発的に大阪維新の会や維新の党から離れることを申し出るチャンスを与えるべきであった。

人の資質を見分けることは、たしかに難しい。
しかし、人にはどこか足りないところがあるのが普通だから、未熟だからといって若い人の人格を全否定するようなことはするものではない。

統一地方選挙でどうやら橋下氏は頭に血が上っているようだ。

これは危ない。
若い人は未熟なのが普通だ、と思っていた方がいい。