新年のご挨拶 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

やはり、この挨拶がこの季節には一番ふさわしい。

そういう年賀状を皆さんのところにもお届けするところだが、今年も賀状に代えて私のブログを通じて皆様にご挨拶させていただくことにした。

今の私にとっては賀状をお一人おひとりのところにまでお届けするのが難しい。
私の身の回りで毎年のように不祝儀が続くようになった.
何かお出しするとなれば、毎年喪に服していることをお知らせしなければならなくなる。
そういう年回りになってきているということである。

しかし、どんな事情があっても新しい年はいつもおめでとうございます、という挨拶で迎えたい。
どんなに不幸や不運に見舞われた年であっても、大晦日できれいさっぱり忘れて、元旦は大きく胸を張って思いっ切り大きな声で、おはようございます、おめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます、と挨拶したい。

私もかつては、毎年何千枚の年賀状を出していた。
長らく弁護士の会則で弁護士の広告宣伝が禁止されていたこともあって、普通の広告が出せないから年賀状や暑中見舞い、あるいは事務所開設の案内などが弁護士の業務の上で大事な広告宣伝のツールになっていたことも影響している。
4000枚の年賀状を出して1000枚の年賀状を受け取るようになればまず一人前の弁護士になる、と言われたものだった。

そのくらいに弁護士にとって新年の挨拶状は重い。

しかし、選挙に出るようになって、自筆の年賀状以外は出せないことになった。
公職選挙法にもろに抵触するから、とにかく不用意に挨拶状は出さないようにしてきた。
20年近くもそんなことをやってきたから、確実に世間が狭くなった。
自筆で出せる年賀状など数が知れている。
基本的に答礼の年賀状だから、100枚も書ければよく書いた方になる。

年賀状を出すためには大変な人手と金がかかる。
自筆の年賀状しか出せないからそういう面では随分経費の削減にはなったが、弁護士としての業務を拡大しようという動きには逆行する。
弁護士の業務ばかり考えていると政治の世界で大した役割を果たせなくなるから、私自身は弁護士としての自分の業務の広告宣伝が出来なくなってもいいとは思ってきたが、やはり20年近くもそんなことを続けていると確実に依頼者を失っていく。

新規の依頼者を開拓しない、開拓できない、というのはやはり普通の弁護士にとっては大変なマイナスになる。
もう、昔には戻れないな。
そう、思っている。

そう思ってきたが、つい先日、私が現役バリバリの時代に書いていたような挨拶状を目にした。
実に躍動感に満ちた挨拶状である。
こういう挨拶状をもらった人は、きっとこの挨拶状を送ってきた法律事務所を高く評価するはずである。

こういう弁護士なら頼りになる。
そう思われるはずだ。

文章の一言一言に大変な力が籠められている。
まさに、弁護士の挨拶状のお手本のようなものである。

どこの法律事務所の挨拶状か。
えへ。私の所属する太陽コスモ法律事務所の新年の挨拶である。