憲法9条改正で拉致問題が解決するはずがないが、拉致問題に言及する人がいるのはいい | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

憲法9条を改正して日本が戦争が出来る国になれば日本人が拉致されるような事件は起きなかった、拉致被害者の救出のために憲法9条を改正せよ、とまで主張されるのだろうか。

何かとんでもない思考方法をされている読者の方がコメントを寄こされた。
私のブログのどこに反発されたのか分からないが、拉致被害者の救出のためにみんな力を尽くしてほしい、という願いから私のブログのコメント欄にコメントを書き込まれたのであれば、その限りで評価する。

しかし、拉致問題と憲法9条改正問題は関係しない別の問題である。
それとも安倍内閣は拉致問題の解決のために憲法9条の改正を志向している、とでも認識されているのだろうか。

拉致問題は、何としても解決したい。
私も衆議院議員時代はブルーリボンをずっと着用していた一人である。

しかし、憲法9条を改正して拉致問題が解決するなどとは思っていない。

日本が戦争が出来る国になったからと言って北朝鮮が瀬戸際外交を止めたり、日本に対して弱腰になる、などということは期待していない。
拉致問題の解決のためには、あくまで外交交渉が大事であり、そのために何としても現在進められている日朝交渉を成功裏に終えることが肝要だと思っている。

幸い水面下で拉致問題解決の環境が徐々に整いつつあるようである。
憲法9条改正問題は棚上げして、まずは拉致問題を解決することが安倍内閣の使命だと思っているが如何だろうか。

あまり時間は、残されていない。
妥協できることは妥協してでも、拉致問題は是非安倍内閣で解決してもらいたいものだ。

弁護士早川忠孝の雑来帳「ザッツライッ」

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