早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。


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ちょっと困った。
日一日、一日と改憲阻止論が高まってきているような印象だ。
自民党の改憲草案に批判的な論稿が目立ってきた。
潮目が変わりつつある。

憲法改正手続条項の改正だけ先行させようということを言い過ぎたツケが回ってきたようだ。
自民党の改憲草案をそのまま押し通すために改憲手続のハードルを下げようとしているのであれば、自民党の改憲草案に対して徹底的な批判を加えて憲法改正手続条項の改正自体を葬り去ろうとするのは当然だ。

自民党の改憲草案はあくまで一つの叩き台だということをそろそろ言った方がいい。
叩き台だからいくらでも皆さんの意見をお聞きして直します、とでも言えば、憲法改正そのものを阻止しようとする動きを弱めることが出来る。

折角憲法改正の機運が出てきたのに、うっかりするとまた憲法改正が夢のまた夢に終わってしまうことになりかねない。
自民党は現在の憲法体制を根底から引っくり返したのだろうか。

私が自民党にいた当時はそんなことはなかった。
国民政党らしく、国民の声に真摯に耳を傾け、国民の声に最大限配慮した憲法改正を志向していたように思う。
私のような護憲的改憲論者にはずいぶん居心地の良い政党だった。
政権与党である公明党のみならず、当時の野党であった民主党や社民党の国会議員の声にも十分耳を傾け、憲法改正についての国民的合意を形成することに意を尽くしていた。

緊急事態対処条項を憲法に規定すべし、というのは自民党、公明党、民主党の共通認識であったと思う。
緊急事態対処条項を書き入れるための限定的な憲法改正なら、比較的簡単に与野党が合意できるはずだった。

それを憲法96条の改正ばかり言い立てるものだから、反って憲法改正についてのハードルを高くする方向に持って行ってしまっている。
憲法改正が日々遠のいているように思われてならない。

ここで無理をすれば、憲法改正の動きが頓挫する。

安倍内閣の使命は、日本の経済の再生と東日本大地震によって大きな被害を受けた東北地方の復興、さらには民主党政権下で機能不全に陥った永田町や霞が関の再建だと言っていい。
憲法の改正は、先の先の課題だと割り切ることだ。

65年待ったのだから、後5年や10年待つのは何でもないはずだ。

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