働けど働けど 我が暮らし楽にならざり じっと手を見るー必要なワーキングプア対策 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私のことではない。

働けど働けど 我が暮らし楽にならざり じっと手を見る

実に切ない詩である。
自分の本来の職業については、幸い私はそういうことは経験してこなかった。
しかし、それでもこの詩に籠められた思いは、ある程度分かる。

いくら努力しても、努力に努力を重ねても、どんなに必死に努力してもいい結果を出せなかったからである。
真面目に努力することが馬鹿らしくなるくらいの大変なことも経験してきた。
いわゆる自民党バッシングの嵐が吹き荒ぶ大変な逆風の下では、個人がいくら努力しても結果が出せないのだ。

働けど働けど ・・・・・・・・・・・ じっと手を見る

さて、私が現職の衆議院議員時代には、自民党の部会でいわゆるワーキングプア対策、ニート・フリーター対策を様々に議論したものだった。

しかし、どれだけの人が、働けど働けどわが暮らし楽にならざる じっと手を見る 状態にあるのかについては、些か認識が乏しかったと思う。
今になって、改めて私の認識が浅かったことを反省している。

公務員バッシングがここまで大きくなってきたのは、民間企業で働いている人たちの生活がどんどん貧しくなっているのに、公務員は相変わらずぬくぬくと守られている、不公平だ、という思いが一般の国民の間に根強くある、ということだ。

尋常ではない。

やはり、一人一人の国民がより豊かさを実感できるような潤いのある豊かな社会を築いていかなければならない。
このバッシングは、中途半端ではない。

私たちは、自民党の中で、とにかく雇用を増やす、就職しやすいように職業訓練を受けやすいようにして職種転換を促す、求職者を採用する企業に対して雇用奨励金を給付して正規雇用に繋げる、雇用のミスマッチを解消する、派遣労働制度の見直しを進める、などの政策提言を取り纏めた。

この自民党の部会での議論がその後の自民党内閣の様々な施策に結実し、様々な施策が実施されるに至っている。
その効果がどれだけ上がっているかは残念ながら現在知り得る立場にはないが、結構真剣に、かつ粘り強く皆、議論に参加したものであった。

残念ながら、今の民主党にはこういう政策をじっくり検討し国の施策に反映するための継続的検討機関も必要な人材もいないようである。
ちょっと気が利いた人は内閣の政務三役ポストに着いてしまっているから、それぞれの役所の仕事についてはそれなりに勉強をしているのだろうが本来の政策を練り上げるための党の機関が機能していないように思われる。

選挙のためのパフォーマンスを如何に上手にやるか、ということしか勉強させてもらえないからだと思うが、族議員と揶揄されるほどに熱心に一つの政策に拘って政策作りに勤しんでいる人がどうもいないようだ。
政治家が役に立っていない。
政治主導の実質がいつまで経っても伴ってこない。

これが、今の民主党の問題だろう。

与野党問わず、ワーキングプア対策に真剣に取り組んでいただきたいものだ。
よろしく。