溝手顕正氏の自重を求む | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

どうしても早目に手を打つ必要がある。
参議院の自民党がダッチロールを起こしそうなのが、気にかかる。
自民党の内紛など国民には関係のない話だが、頼るべき自民党が頼れなくなったのでは実に困る。

自民党参議院幹事長の小坂憲次氏が幹事長の辞任を申し出たのは、いいことである。
衆議院からの移籍組が参議院の束ね役を頼まれても、なかなか人心の掌握が出来ないのは止むを得ないことであった。
自民党の参議院議員から不満の声が上がっていたというのであれば、幹事長職を辞して適任者に譲るのが紳士の立ち居振る舞いである。

しかし、溝手氏がここでしゃしゃり出れば参議院自民党のの亀裂は確定的になる。

衆議院の自民党よりも戦闘力があると認められている参議院自民党である。
ここで内紛でも起こせば、こんな自民党には愛想が尽きたということで自民党を抜ける人が出てくるかも知れない。

民主党が怨念を超える政治を目指しているのに、自民党ではわざわざ怨念の種を作ろうとしている。
愚かなことである。

人事を巡る争いは、一旦火が付くとあちこちに飛び火し、大火事になる。
清新さをモットーに再生に向けて努力しているはずの自民党のイメージがどんどん薄汚くなっていく。
自民党にも頭の悪い人がいるようだ。