こういうときは、民の声を聞くべし。
混迷の自民党の中で活路を見出すために皆、もがき苦しんでいる。
どうしたらいいのか分からない、というのが正直なところのようだ。
そういう中で、国民の懐の中に飛び込もうという動きが表面化してきた。
加藤紘一氏から全国車座キャラバン隊への誘いがあった。
いいことである。
こういう時にこそ永田町を飛び出し、国民の中に入ることだ。
小選挙区制度になって最大の問題点は、国会議員の視野がどんどん狭くなってきたことである。
自分の選挙区の外には殆ど関心がなくなり、もっぱら選挙目当ての言動に終始しがちになった。
中選挙区時代は身内の中での競争が激しかったから、自ずから切磋琢磨することになった。
相手より少しでも存在感のある政治家になるため、様々な努力を重ねてきた。
族議員と言われようが、特定分野では誰にも負けないくらいの勉強をし、人脈も拡げてきている。
しかし、小選挙区選挙になってからは、その小選挙区の有権者と対立政党の候補者が相手だから、議員の関心はもっぱら地元の課題に限定されてくる。
全国キャラバン隊は議員の視野を必ず拡げることになろう。
結果的に、自分の住んでいる地域の視座からだけではなく、国家の視座から物を見るようになる。
上っ面の全国キャラバンであってはならない。
車座になり、酒でも酌み交わしながらとことん熱い議論を重ねていく。
こういうことをみんなが始めれば、一つのうねりが出来てくるかも知れない。
4年間もやれば何かが変わるはずである。
青年の志を未だに失わないでこうした地道な運動を始めようとしている加藤紘一氏にエールを送りたい。
さて、同じように国民の声に耳を傾けているはずの中川秀直氏は最近どうしているだろうか。