常に自分に言い聞かせていることがある。
三つの道標・目標を持っているか、ということである。
一つ目は、今直ちにやるべきこと。当面の課題、今日の仕事といっても良いかも知れない。
二つ目は、明日やるべきこと。近い将来に達成すべき課題、さしあたっての目標といってもよいかも知れない。
最後の三つ目は、今日、明日の仕事ではないが、将来自分が果たそうとしている大きな目標である。三つ目は、単なる夢やあこがれに終わるかも知れない。
しかし、三つ目があるからこそ、今日の努力が明日へ、そしてその先にまでつながる。
この三つの目標がそれぞれ道標になる。
現在の課題に埋没してしまえば、いつしか自分を見失ってしまう。
大きな夢があっても、今やるべきことがなければ、無為に時を過ごすだけである。
今やるべきことが明白でも、明日やることがなければ、何のために努力しているのか、分からなくなることもあろう。
そして、今日、明日の目標のみに捉われていると、いつしか大道に外れているかも知れない。
三つの目標・道標が必要である。
この三つが一直線につながっていれば、迷走することはない。今自分がどこにいるか戸惑うこともない。
少なくとも私はそう信じてきたし、人にもそう言ってきた。