昨日の夜に点滴してもらった眠剤が良く効いたのか、6時半まで全く目が覚めなかった。

6時半に目が覚めても、薬のせいか初めは体が動かなかった。


集中してようやく左手を持ち上げ、右手を持ち上げ、足を浮かせてと、それぞれ意識をしながら身体を動かす必要があり、金縛りかと思うくらい体は動かなかった。

恐らく昨晩は全く寝返りをせずに寝ていたのではないだろうか。

昨晩からの左胸のズキンとする痛みが時々出てくる。

咳き込んだり体を起こすと痛む。

恐らく右胸のドレーンと同じように左胸のドレーンがどこかにぶつかっているのだろう。

加えて、相変わらず手術に何ら関係しなかった左肩の痛みが続いている。


朝食を食べ終わったら8時にレントゲンを取る必要があるとのことで、1階の放射線室に向かう。

手術後にこんなに長距離(500歩くらい?)を歩いたことはなかったため、息が上がる。

前と横のレントゲンを撮ってから、病室に戻りしばらくぼうっとしていると、9時くらいに先生が来て、左胸に残っていたドレーンを抜いてくれることになった。


息を吸って、呼吸を止めるとスッとドレーンが抜かれる。

ついでに背中に残っていた硬膜外麻酔のカテーテルを抜いてもらい、体の違和感はほとんど無くなった。
 

予想通り、左胸の痛みもなくなり、ついでに左肩に出ていた痛みも消える。

「手術に関係なかった左肩の皮膚に痛みが出ていたのだが、あれはなんだったのだろうか」と先生に聞いたところ、恐らく硬膜外麻酔のカテーテルがどこかの神経に触っていたのではないかとのことであった。
やっぱり背骨周りは神経が走っているので、そんなこともあるんだと思った。

ドレーンが無くなると本当に体がスッキリする。

爽快感とは言わないが、憑き物が落ちたと言えるくらい心身が軽くなる。

嬉しくなって、家族に電話をする。

両親も心配しているだろうと、両親にも電話をかける。

電話で話をしていても息が上がらない。

ドレーンの抜去後に、「午後にはシャワーを浴びても良い」と看護師さんから言われるが、シャワーを浴びるほどの元気は出て来なかったので、「明日にする」と伝える。

ただ、午後になると俄然元気が出てきて、午後のシャワー室を予約すればよかったなと少し後悔する。

お昼ご飯と夕飯は気持ちよく食べられる。

手術前に食べたご飯は、なんだか薄味だしシンプルな味付けだと思っていたが、手術後に食べるとなるほどこういう薄い味付けなのには理由があるんだなと納得する。
 

つまり、手術後の弱った体には、濃い味や複雑な味では辛いのである。

弱く柔らかい味付けでないと、疲れて痛みを抱えた手術後には食べられないのだろう。
 

今は、疲れもほどほど、痛みもほどほどの状態なので、病院食の味付けがピッタリ体にハマっているのだろう。
これが、もう少しして、体がさらに元気になったら物足りなくなるのだろうなと想像する。

夕飯後、今日も睡眠薬を点滴するかと看護師さんに聞かれたが、今朝のような金縛りになるのは嫌なので断る。

毎回食後に飲んでいるロキソプロフェンで乗り切ることにする。

睡眠薬を飲んでいないが、手術後一番動いたせいか(と言っても、1000歩も歩いてないだろうが)、疲れたので9時ごろには眠くなり布団に入る。
朝まで痛みで4回くらい目が覚めるが、なんとか朝まで寝りきることが出来た。