お客様との相談の中で、これ飲んでおけば大丈夫とか、これ飲まないといけないとかは、しないようにしています。
でも、せっかくいいものを取り入れても、それ以上に良くないことをすれば…良くなることなどありえません。
例えば、酒が良くないこと、タバコが悪いことなど、さらに夜更かしが良くないことなどを理解して、納得して…それでもなかなか生活習慣を改めることができないで、やめられない、止められない時…サプリメントなど、ただこれ飲んでおけばいいとかとは考えが違います。
つまりもっとつっこんだ考え方が必要です。
カラダはもちろんですが、
心のあり方です。
タバコもお酒も、良くないからと制限している方は、その代償を今度は他に…何か…に求めます。
それが、暴飲暴食だったり、何か偏ったものだったりと…。
すると、これまでとは違ったバランスの崩れが生まれてしまい、カラダにまたそれらが症状となって現れます。
それに、ヒトの体が“変わる”ためには、それ相当の時間というものがかかります。
今日とりいれて、明日には劇的に良くなることなどあり得ないのです。
逆にそういうものが起きたとしたら、それはとても危険な場合も考えられるのです。
人は、まず治ったことを想像します。
ですが、それは治ったという結果だけ思い浮かべてしまうのですね。
そうすると、焦りがうまれます。
まだ日にちも経っていないのに、“効かない”“変わらない”と思ってしまうのですね。
例えば、昔、風邪をひいた時に「あの薬ですぐ治ったよ」と言われる方がいますが、治ったという結果の印象だけで思い込んでるのと、今の症状などを考慮しないで、なんでも効く魔法の薬だと思いこんでるんだと思います。
熱でうなされて、ある程度症状がはっきりしていて、体力もあったら、ある程度早期に回復することもあるでしょう。
でも、その時はその経過状態の記憶が飛んでるのでしょう。
ですから、人は“魔法の薬”があるかのごとく、薬屋を訪ねます。
また、病院なども、良くならないからと同じような科を転々と映る方がいらっしゃいます。
これ飲んでおけばとかこれがあれば大丈夫という方は、その方向に向かいやすいのです。
でも、まずはなんで良くないものだとか、これによってどんな影響がとか、さらにタバコを吸う、酒を飲む…それらの理由など…。
そう、ヒトはそうなるに至った理由があると思うのです。
カラダのためにこれらがこのような理由で必要…。
でも、原因となったことの改善はまた違うところにあります。
薬屋はまず考えるのが、今のカラダの状態をまずは“正す”ことから始めます。(すすめます。)
ミネラル、ビタミン、アミノ酸、他のカラダの生理活性物質などは、今までの生活習慣が崩れてしまって、それまでバランスを保っていた状態が積み木崩しのように一つ崩れると全体が崩れるように乱れていきます。
その“食”としてのバランスを補正するのが、バイオリンククロレラやスクアレンだと考えているのです。
補給でなく、補正。
制限しようにもどれを?なにを?と思われる時に、これらは、“バランス”“補正”という形でサポートしてくれます。
悪いものの排出の手助けになったり。
傷ついた箇所の修復に役立ったりと…。
そして、落ち着いてきたら、カラダの見直しと心の見直しをしていくといいと思います。
ために溜め込んだストレスもあるでしょう。
どうしようもない…どうにもならない…だけど…ということもあるでしょう。
少しずつ、解決できそうなことから、始めるようにしましょう。
タバコも酒もやめた…。
次は…そう、その代わりになるストレス解消を探すこと。
または、タバコも酒も本来必要ないことに気付けるか…。
ということ。
タバコとか酒とか違うけど、
例えば、お菓子などの甘いもの。
それもカラダに良くない理由をきちんと理解すること。
そして、
“鎮痛剤”も…
人によっては、“鎮痛剤”に“依存”しやすい方もいらっしゃいます。
頭痛のために服用したものが、最近では、
脳が鎮痛剤を服用してスッキリした頃のことを強く記憶(?)して、そのスッキリ感を味わいたくて、脳が逆に頭痛を生み出しているのではないかと言われています。
本末転倒の話です。※諸説あり、中にはこういった説があるかもと考えてください。
普段から鎮痛剤を飲まない自分。
よっぽどじゃないと服用しませんが、当店にいらっしゃるお客様の中には、月に何度も鎮痛剤をお求めになられる方も…。
来店のたびに、幾度か問診したり、病院での検査をすすめたりしても、ほかの薬屋に行ったりしているみたい。
そんなお客様に、
体質改善、生活改善の話と、今の痛みの強さをレベルで感じとれるように考えてもらったりして、
漢方薬や運動療法などをお話ししたりしています。
そんな時に、実践してくれて、今ではほとんど鎮痛剤を服用しなくてすむようになったお客様も。
たかが鎮痛薬と思われるかもしれませんが、その負担は、時とともに身体にジンワリと影響を及ぼしていきます。
漢方に限らず、出来るだけ自然の形で改善できるように。
薬屋は日々考えているのです。
実際、自分の場合、長年悩んだ腰痛を克服できたのは、鎮痛剤に頼らないやり方だったからと考えています。
もちろん服用だけでなく、外用にも鎮痛剤は使わない様にしています。
ご参考まで。
(薬屋のひでぼ〜Z)

