日本の原発政策と安保 | 無限大の刹那の中で

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愚か者の愚かな戯言。

当ブログにて記載される言葉は全て虚飾に塗れています。
その点を理解して頂けない方は素通りして、二度とご覧になられない事をお勧めします。

先日、日本の国会で安保関連法案が可決されました。
私はまた日本国民が騙されてるんじゃないかと思う。

東日本大震災で福島の原発があのような事態になり、
特に日本において、原発に対する否定的な意見が強まり、
現在、日本では殆どの原発を稼動出来ない状況です。
何故、このような状況を招いたのか。

先ず、私は原発に関して、
もっと推進する必要があると考えています。
確かに放射能は恐ろしいのですが、
それ以上に地球の温暖化の方が恐ろしいと思うからです。

放射能のリスクを背負ってでも、先ず、温暖化対策として、
温室効果ガスの排出削減に取り組むべきだと思うのです。
此処まで地球環境を破壊してきたのは我々なのですから。

特に日本は高い技術力で人間社会の発展に
大きく貢献もしてきたでしょう。
その一方で環境破壊という面では
大きく加担もしてきたと思うのです。

それなのに、自分の身可愛いさに
温暖化対策を後回しにしてしまっていいのでしょうか。

更に日本は世界で唯一の被爆国でもあります。
また福島原発での取り返しのつかない事故も経験しました。
その日本がそれでも尚、温暖化対策の為にと、
放射能に立ち向かう姿勢を見せる事は大きな意味があると。

今現在、先進国と新興国や途上国との間で、
温暖化対策について大きな隔たりがあります。
その隔たりを埋める為にも、
先ず、我々が身を切る必要があるのではないでしょうか。

ちょっと乱暴な言い方になってしまうのかもしれませんが、
放射能のリスクを背負えない人間は、
先進国で生活する資格はないと。
私はそんな風に思ったりもするのです。

ただ、現実にそのような方々を追い出してしまったら、
国家そのものも成立しなくなっちゃうのでしょうけど(汗)

とにもかくにも、何故そのような状況を招いたのか、です。
日本政府の原発政策の進め方に問題があったと思うのです。

本来は、国民に放射能の危険性を理解してもらった上で、
原発政策を進めてくるべきだったと思うのです。
なのに、日本政府は原発がさも安全であるかのように言い、
国民を騙すような形で原発政策を進めてきたのです。

確かに国民が放射能の危険性を理解してしまうと、
原発政策を進める上でより困難を招く事にはなるでしょう。

しかし、そのプロセスは必要だったと思うのです。
そのプロセスを省き、国民を騙して原発政策を進めてきた、
日本政府に大きな過ちがあると思うのです。
それが、現状を招いた大きな要因でもあると。

そして、今また、我々は騙されているように感じるのです。

私は安保に関して改憲すべきだとの意見を持っています。
(詳しくは「平和とは」の記事をご覧になって下さい)
それについては色々、異論反論あるかと思いますが、
(改憲に対する異論反論は「平和とは」の方で願います)
此処ではとりあえず、その事は置いておいて、
また大切なプロセスが蔑ろにされようとしている、
その事に声を上げさせて頂きたいと思います。

私は前述で述べた通り改憲派なので、
武力が行使出来る方へ進む事には肯定的ではあるのですが、
だからこそ、国民に武力を持つ事の意味、
その武力を宝の持ち腐れにしないように
しなければならない必要性、
その辺の理解を得るプロセスを省いて、
このまま武力を行使していいとは決して思いません。

なのにまた、日本政府は大切なプロセスを省いて、
国民を騙そうとしているように私は感じるのです。

結果的にこのまま騙された方が良かった
というような事になる可能性はあるのかもしれませんが、
原発の件を見ている限りは、とてもそうは思えません。

やはり踏まなければならないプロセスは踏む必要があると。
私はそんな風に思うのですが、
皆さんはどんな風に思ってるのでしょうか。