堀江さんがゼロの中で伝えたかったのは誰でも金持ちになれるチャンスがどこかにあってそれを探すことが大切である、ということではありません。
私が誤解して読み取ったことは主に二つあると思っています。
1.お金よりも時間が人生における大事にすべきであるということです。
若いうちに感じる永遠に続くかのような有限かつ貴重な時間を、多くの人は他人に捧げていて、自分の人生を生きていないことを問題視しています。
どんなに金を持っていても、稼ぐ手段があったとしても、生活には困らないのかもしれませんが、そこで過ごした時間は絶対に戻ってきません。
お金のために捧げた自分の大事にしたいこと、好きなことをできなかった損失は計り知れません。
週5の労働がまさにそれです。
人生の5/7をたった2/7のために我慢して嫌なことをやるって数字で考えるとかなり損ではないですか?
それなら5/7を好きなことをする工夫をしたほうがいいのではないか、と私は今になって考えられるようになりました。
2.信用を地道に積み重ねることが大切であることです。
どうやれば金持ちになれるのか、どんなビジネスをやれば成功するのか、というショートカットすること、うまり掛け算するばかり求める多くの人に対して、その前に信用という足し算を積み重ねていくことが第一歩であるということです。
お金持ちの人を見ていると、たまたま目をつけたビジネスが功を奏したように見えるかもしれません。
しかし、そういう人達と喋っていて思うのですが、本当に努力をした人でなければ身につかない振る舞いをされます。
自分で考えて行動されています。
人からの信頼も厚いです。
必要なときにはリスクをとる勇気も持ち合わせています。
粘り強さもあり、心も本当に強いです。
凡人とはかけ離れたものがはやりあり、それは一朝一夕では身につきません。
それらは信用を積み重ねてきた結果でしょう。