2011.9.22 お茶会@渡波第二仮設住宅 | ~被災地の生きがい仕事と生活の足をつくろう!~ ぐるぐる応援団のブログ

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地元の人たちと一緒に、地域で使いやすい「移動」を考え、実現させる。
人・モノ・サービスの循環による地域の交流を増やし、生活が活発化する流れを応援していきます。

本日は、てんとーむし団さんと一緒にお茶会を開きました!

この日は雨。

開始した10時には2、3人ほどしかいませんでしたが、

お茶会をしていることに気づいた人がぽつぽつと集まりだして

足場の悪い中、住民の方が15人ほど集まりました!ワイワイ


ここではコミュニティが確かにできはじめていると感じました。

お茶会やってますよ~と言うと、

じゃあ隣に声かけてくるね~と、何人もお友達を連れてきてくれます。

友達が友達を呼んで、どんどん人が増えます。

これこそ近所コミュニティ!




あるおかあさんと二人になったとき、

震災の日の体験を聞きました。

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地震が来て、おさまった後、おとうさんとおかあさんは倒れた靴箱や棚の片づけをしていた。

津波が来るとは全然思わなかった。

おとうさんが外に出て、周りの様子をみていた。

おかあさんも後から外を見に行って、津波に気づき、玄関から叫んだ。

「津波だ!おとうさーん、逃げろー。おとうさーん。」

おかあさんが一旦家の中に入り、玄関先に目を向けると、

そこにいたはずの、おとうさんの姿はなかった。


おかあさんもそのまま津波に飲まれて流され、

どうなったかわからないうちに、おかあさんは他の家の屋根の上にいて、助かった。


自宅は全壊。

何日かして、おとうさんは、家の前で見つかった。

たくさんのがれきの下にいた。


「なんで、おとうさん、あの時こっちさ逃げなかったんだべ・・・聞こえなかったんだべか。」


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おかあさんは、自分を責めているようでもありました。


お茶会では、みなさんと世間話をして楽しんでいるようでした。

笑顔も見れました。



「みんな被災して、ここ(仮設住宅)に来ている。

自分より辛い体験をしている人もいるかもしれない

そう思うと、みんなの前では自分のことを話しずらい」ということがあるのかもしれません。

お茶会などの集会に参加して、顔見知りを増やす。そして、だんだんに一対一で話せる関係を作っていく。そして、自分の体験を話すことができれば、心も少しは癒されるのかもしれません。

時間も、パワーもかかることです。


ぐるぐるの活動によって、その動きが加速し、おかあさん達の負担が減るといいなぁ。

いいなぁ、というか、そのために頑張ります!






ヒロ@岩手出身社会人1年生★東北の復興めざして勉強中!