休暇で買った24セルテート3000XH

ではどのロッドに組み合わせて使ってたかというと。

1本目と2本目はあれこれなやんで
UC-73TとUC-70proHを購入したわけですが…


買った頃にあんだけいたメータークラスのバラクーダがいなくなり、デカメッキもあまり大きなルアーをくわないので70proHではオーバースペックというので…

UC-79を購入。

UC-73Tよりも柔らかく感じるティップを持つUC-79

それでいてパワーは上なのでここデカメッキに合ってたようで


ゴーマル、ロクマルをあげる事が出来ました。


この2本以外にも普段はアジングに使ってるブルーカレントの93TZnanoなんかでも

釣ってますが。


これでもうメッキロッド体制は完成かなと思うんですが、怖いのはロッド破損。

なかなかショップ行けないですからね。


といってもそれぞれに予備タックル用意するのもあれなので、UC-73tとUC-79の間を埋めるようなロッドを買っておけば、どっちが壊れてもそれぞれ代用が効くし、また2本だすのが面倒くさい時に一本で賄えるのでは?と思い至り…


UC-73tやUC-79購入時に候補に上がりながらも、購入には至らなかったUC-88Lが浮かんできたわけです。


この3本スペックから見てみると

73tがキャストマックス10gに推奨ライン0.6号

79がキャストマックス30gに推奨ライン1.2号


それに対して88Lは15gに1号と丁度中間ですね。


使ってみるとティップの硬さとかは79よりも88よりな感じ。

79は既に書きましたが、73に比べると柔らかく感じるんですよね。

だから重めのプラグ投げても安心感がある。


私のメッキ狙いでは15gくらいしか投げないのですが、それでも飛距離だしやすい。


73tは硬めのティップで軽量ルアーを狙ったピンスポットにばしばしぶちこんでいく…

まさに渓流トラウトロッドですな。


88Lはそんな73tを長くした感じです。


73tがヤマメ用に硬いウルトラライトなロッドとして作られたのに対し、88Lのそれはシーバス向けと。


このUC-88L

丁度私の持ってる73tと同じくコルクグリップにトルザイトガイドのモデルが販売されたので飛びついてしまいました…


そこに24セルテートの3000XH ラインは1号入れて使っております。


まずは73tで使ってたプラグを投げてみる。


ええ感じで飛んでいきますな。

73tでは0.6〜0.8号使ってるので少し太くなったメインライン。

でもそれによる飛距離の低下は全く感じない。

むしろロッドが長くなった分、飛距離が伸びてる感じがします。


ただ、貼りのキツイロッドなんで、グリップ甘かったり不用意に投げると、リーダーが暴れてしまってラインがガイドに絡みやすい。

そのあたりは73tと同じですな。


少し柔らかさが有る79はこういうのがあんまないんですが。


79だと振り切ってもちと柔らかいとこがショックを吸収してリーダーが暴れないのか、ガイドへのライン絡みが殆どない。


73tでそれをやると絡まるトラブルが出やすい。


そこで振り切らずに

リリース直前に手を止める感じで、フィニッシュはティップの戻りだけで投げる。

そんな感じのキャストを73tでは行ってますが、

88Lもそれで良いようです。


ロッドが長い分、そういうやり方でのキャストが決まるとビシッと飛ばせる特性はなかなか快感です。


次にルアーの操作性ですが。


トップ主体の私のメッキ釣りでは文句なしです。

その硬さからペンシルなどの細かい動きが非常に出しやすい。


ただ、長くなった分73tの軽快感は薄れてますし、その分手首への負担は大きいでしょうな。

自分は仕事場の桟橋で短期決戦であんまり長時間やらないので、そのあたりは問題ないですが。


あとポッパーは79より水面を転がりやすい気がします。

79の微妙な柔らかさはそのあたり大きかったですね

まあ、そこはロングジャークする時にラインスラックを上手く使えば問題ないですが。




したがって小型メッキ用ロッドとしては、73tとほぼ同じ様に使えます。

ではデカメッキを掛けてからはどうか。


幸運にもええ型のメッキをこれで獲る事が出来たので、そのあたりからの感想を。

その日はいつも木枠筏での釣り。

時折ボイルが単発するので、ええ型のメッキが入ってると判断して、飛距離とアピール力のあるポッパーを利用。


そこにポッパーを打ち込む。
着水後、一発目のポッピングでバイト!

すかさずフッキング

ここからラインを出して一気に走る…
まではいかず、下に潜る。

ラインはPE1号20lbなのでドラグ設定は1.5kg

筏からのキャストで水深があるので潜られても問題は無いようだが、、筏から複数垂直に出ている錨綱がある。

そこに行かれるとまず切られる。

手前に来るほど錨綱は上がってくるので、まず沖で走らせて弱らせるのがいいんだが、潜られてズルズル寄せると錨綱に接触する機会が増える。

筏の上を移動して、錨綱の位置を確認しながら寄せる。
錨綱と錨綱の間のオープンスペースに陣取って、そこで寄せてあげればいいんだが…

位置取りは上手くいき、ラッキーにも横走はさせずに済んだ。

しかし、魚はどんどん手前に寄ってきて、私の立ってる木枠筏の下をくぐり抜けてしまった。

こうなるとロッドを水中に突っ込んでひたすら耐える。

そしてロッドを前にずらす感じでショートストロークのポンピング。
こういう時に硬くて張りのあるロッドは少しの幅のリフトでも確実に寄せれるのが有利ですな。

ヒラを打つ魚が見えたので、ここで態勢を立て直されてロープに行かれないようにロッドの硬さで泳ぐ先を封じ、ロッドの長さを利用して誘導しながらゆっくり上げてくる。

水面に浮かせて空気を吸わせて、おとなしくなったとこで足元に寄せてボガグリップでランディング。

思ってたより大きかった!
うちでは最大サイズに近いロクマルメッキ。

殆どラインを出されず、それでいて好き勝手に横走りなどされてロープに巻かれずに完勝。

バットパワーとロッドの長さがモノをいいました。
73tではこのクラスはまだ獲ったことなかったのでウレシイ。

そして次の日の朝、またきました。
このサイズなら余裕ですね。
一気に寄せました。

その後、浅場で掛けましたが、ロープが近くて巻かれてさようなら。

そして違う日にUC-79でやや小さいサイズを。



比較するとやっぱ79の方がパワーありますね。

88Lよりも曲がりやすいですが、その分安心感もあってリフト力も上。
でも88Lは長さもありますし、ロクマルでもなんとかコントロール出来た。
買って早々にこのサイズ獲れるとは思ってなかったので、嬉しいと同時に自信にもなりました。
これで念願のナナマルメッキを!
でもそっちは79に来てほしいような…

しかし、88Lにもし来ても、やり方によっては充分揚げられそうとも思いました。

UC-73tとUC-79の間で73t並にマイクロプラグ投げて動かせ、79で揚げてたデカメッキも揚げられたUC-88L
狙い通りのロッドで、買ってよかったと思う一本になりました。