もう久しくこんなに深く眠った夜はないという位の勢いで寝たし空気が乾いているし空も海も岩も森の緑も輪郭を際立たせて私のたるんだ瞼を開かせる。


だーれも居ないので歯ブラシを咥えながらウロウロする。

春に来たころとは野の草も違う。


夜明けから少し時間が経ち日が昇るにつれて風が起ってくる。


お鍋の味噌汁をあっためたようだ・・・

といつも思う。



この時間が好きだ。


夜もほとんど眠らずに漕ぎ出した夫からのメールが届いている。


(ヒラメゲット)


お目当てが釣れたから早々に引き上げてきた。

  獰猛なフィッシュイーターは鋭い歯を持っている。


水面で逃してから丸三年 逢いたかったね~。うれしそうなぐりぐりさん。よかったね~

釣ったアジを餌にして釣る。究極の釣りだね。


ささ帰ってヒラメのボンファムを作るためにきのこもゲットしなきゃと美しい矢田川に沿って移動する。

この川にはモズクを背負ったような蟹がいる。

小さな舟にのったり投網を打ったりして漁をしている人たちが見える。


この川沿いにある谷田川温泉に入り山を望む露天風呂でさっぱりしたあと山に行きお目当てのタマゴタケを探す。





まだタマゴタケは出てませんね~クーラーに入っている獲物が気になるので早々に引き上げましょう。


眠たくなった夫に代わり私が運転する。

夫が知らぬ間に道の駅あさごで黒豆ソフトを食べここでヒラタケと舞茸と黒豆の枝豆を買う。


ヒラメの皮は包丁でこそげるように切っていく。

なんて美しい肝なんでしょう!

こんな健康体の胃袋はもちろん頂きましょう。

 

夫がヒラメをさばいている横でイカをさばきます。

まず中央に包丁を居れ骨?を引き抜きます。

イカに繋がった所を切り墨袋とワタを外します。

足だけじゃなく食べられるところは沢山ありますので捨てるのはイカが食べたものと目玉と口だけです。

耳と皮をつかんで引っ張ります。

半分に切り内臓側は包丁でこそげるようにして薄皮を取ります。

夫が作った薄くない薄造り。縁側は椅子から落ちそうになるくらいの旨さです。

何度もヒラメじゃないヒラメのボンファムを作ってきましたが今日こそ本物で作ります。


ヒラメに塩をしてしばらくおいたあと鍋にバターを塗りヒラメ、きのこ、玉ねぎ、パセリ、白ワイン、水少々、バタ紙でぴったり蓋をして強火で煮る。煮汁を残し取り出し、小麦粉とバターを練ったものを入れ最後にエバミルクを入れ塩で味を整えレモンを絞ってソースが出来上がる。


うんまーーーい!








皮はサッと。

胃袋はサーッと。

肝はサーーーーッと火を通し頂く。


この肝についてそのおいしさを私の少ない語彙で説明することはできません。


胃袋のコリコリした感触はもちろんですがその旨みがすごい!


皮は今まで食べた中では最高峰でありましょう。




少し濁って果物の味のような日本酒を口に含みながらこの肝をたべると昇天しそうになりました。

もう口に入れたとたんとろ~ととけてしまうこの肝は贅沢!の一言であります。


アラを煮て出来た煮こごりは絶品でありました。

 柔らかく肉はとろけるような甘味があり噛めば噛むほど旨みが出てくる。


ぐりおに急いで食べないように言うのにどんどん食ってしまう。





















そして皆して立ち上がり「うんまーい」と叫んだのはコレだ!


にんにく、唐辛子、オリーブオイル、玉ねぎ、きのこで作ったイカスミスパゲティー。


アオリイカの墨はものすごく旨いですね。知りませんでした。