完走しましたダッシュ



2024年 tvN チョン・リョウォン主演

全16話


これが1番好きです上差しお仕事ドラマって感じで。


OSTはこれが一番好き、サビが好き。これを聞きながらスタート!


塾、を軸に展開する様々な道理

超学歴社会である韓国の塾という場所で出会った2人。


ソ・ヘジン(チョン・リョウォン)35歳

まだ大学生にもかかわらず、塾講師というバイトが奨学金稼ぎからいつしか本業の勉強(法学部)できないほどのめり込んで、この塾の看板講師となっていく。


イ・ジュノ(ウィ・ハジュン)29歳

高校で劣等生だったジュノはヘジンに教わり、一流大学合格後大企業に就職した。怖いもの知らずで有言実行の野心家。歴代彼女はホクロの場所がヘジンと同じ場所。


ジュノが転職し、塾講師の同僚になり、恋人になるー。

スッキリと細部までは描かない

私はとりわけヘジンが学生の頃からこの業界にどっぷりハマってしまい、それは塾長のヒョンタクの影響や生徒に教える喜びを味わってしまったこと、苦学生として家長としての役割を果たさなければならないという背景も知って泣いたわ。(弟は最後まで登場しなかったですね)

8話だったか、親友と語るヘジン。


このドラマ、こういう飲んで語るシーンや、

サンソプ先生の渾身の講義シーンにもの凄い時間使います。

あの人どうなった?はけっこうなくて、そこがスッキリしなくて不満の人も出てきそうです泣き笑い

(シウは続けてるのよね?とか、副塾長について行った奴地獄に落ちたかな?とか)


苦労人が成功したわけですが、それを一夜にして破壊する元教え子に手を出したというスキャンダル(もちろんデマですが)の原因とも言えるジュノの無鉄砲さは、その後真の愛情を貫くことでどんどん素敵な男になっていきました。(生徒たちに野次られたらそれはセクハラだとキッパリ叱る。英語講師ジソクに、やってる事犯罪心理ですよ、と言うジュノかっこよかったです)


この恋愛部分と並行して、塾という組織の中の人間模様が描かれました。



テチチェイス塾長ヒョンタク(キム・ジョンテ)

ヘジンが大学生の頃中古車をプレゼントした、という逸話が最終回出てきて色々考えてしまったよ。身軽な人だわ。2人が付き合ってるのすぐに気がつく。



ウ副塾長(キム・ジョンヨン)

人の心の闇につけ込む天才。

講師たちだけでなく、ヘジンの補助の学生にまで粉をかける。悪い事考えて笑うとか、仏壇のおりんのような効果音で面白かった泣き笑い


ライバルの塾、銀髪の魔女(ソ・ジョンヨン)

ウ副塾長とタッグを組んで、ヘジンの噂を流してデジチェイスの生徒と先生をごっそり抜く。

髪型ダイエースプレー0.5缶使ってんの?

自分の権威に酔いしれる感じ、好きでした。

最後はヘジンが2人の痛いところつついたら、疑心暗鬼合戦。喧嘩に発展し髪の掴み合いに泣き笑いザマァないね。


この悪巧みについて行く者、行かない者。

巻き込まれてしまう生徒。人間の愚かさが描かれたわー。

ヘジンと銀髪の魔女のやり取りはやっぱり国語の講師なだけあり面白い。このディスりの表現方法も塾の先生なだけに普通のドラマより面白くてハマってしまいました。

人としての道理を丁寧に描くドラマでした。


サンソプ先生(キム・ソンイル)

先生の授業つまんなさそうと最初バカにしてごめんなさい。とても良かったよ〜こういう授業、また聞きたいなぁ。


みんなで塾立ち上げようぜ!みたいな少年ジャンプ展開になるのかと思いきや、サンソプ先生はきっとこの塾で魔女へ「意見」をして彼らしいやり方で講師生活をきっと歩んでくれるだろう、という終わり方。


いつもヘジンを見守るこの夫婦。

ワシもここで飲みたいし、謎に〆の食べ物が何なのか気になりました。ククス?

一人暮らしのヘジンにとって彼らは本当に家族のような温かい場所。


ジュノの親友スンギュとチョンミ先生も良かった。

私が車買うよ、勉強しなよ、貧乏を嘆かないで、と。

野心家なのに裏切らないチョンミ先生、かっこよかったです。


危機に瀕したデジチェイスに出資すると決めた室長。

看板講師はナム・チョンミ先生で!

と、将来の嫁に1億Wプレイヤー投資。さすがっす、キル・ヘヨンさん。


危惧していたジュノの親問題。

講師という仕事に関して口出ししてきたもののジュノが説明、説得。

ヘジンと付き合ってることも、親に紹介してどうこうまでは行かなくて、母はヤキモキしているけどまぁジュノが機嫌を取ってやっていくのかなぁ。


そしてヘジンの夢。

おそらく法学?やり直すのかなー。男が多い場所で学ぶから心配、と、最後指輪を渡すジュノ。

急に忙しくも単調な人生に入り込んできた大人になったあの時の生徒が、たくさん新しいことを教えてくれて日常ががらっと変わる。




そして恋愛をきっかけに築き上げた地位は無くなってしまったけども。人との絆や本当にやりたかった事を思い出して、再び学ぶことに繋がったヘジンです。

ほんと、細やかなシーンでホロッと泣けるんです。

母に無理矢理転塾されたハユルの、ヘジンへの伝言とか。。


サラッと後味スッキリな終わり方で、若干拍子抜けしましたが、ヘジンvs魔女vs副塾長のシーンが毎回楽しみで駆け抜けました。政治ドラマよりそこは見応えあったわ泣き笑い