防音室を作ろう②素材と構造 | ナレーター 殖栗直子のブログ

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さて、防音室を作ろう②

今日は素材と基本的な構造について書いていきます。

 

コンセプトは【低コストで解体しやすい防音室】と決まったので、

それを基準に素材を考えていきました。

 

まず、防音室の大枠について。

 

当初は木材で作るイメージだったのですが、

夫から「解体を考えると木材は厳しい。だから厚手の断熱パネルで大枠を作ったらどうだろう」と提案がありました。


断熱パネルは、簡単に言うと固い発泡スチロールのようなもので出来たパネルです。


「軽いし、カッターで切れるから扱いやすい。解体もしやすい。厚手のものを選べば自立するだろうからそれを組み合わせて大枠にできるんじゃないか」

「それは良い!そうしよう!」ということで早速ネット購入可能か調べます。


『この手の素材といったらモノタロウでしょ』と検索したらやっぱり有りました!


そうして大枠の素材は断熱パネル【カネライトフォーム 幅910×長さ1820×厚さ30(㎜)の5枚セット】に決定!

 

次に、遮音材です。

 

遮音については「鉛シート」というものが最強らしいのですが、

これは価格も高めで扱いづらく解体の面でも難ありだな…ということで、

価格の低い遮音シートに狙いを定め、その中で音響透過損失が少し高めだった

【三菱ケミカル・シャオンスター(幅940×厚さ1.2㎜、長さ10m)】に決定。

これ、重さが20㎏あります。。

遮音材は重くてなんぼなので当たり前なんですけれど…受け取る時には気合が必要です、注意。

 

断熱パネルと遮音材はどちらもモノタロウで購入しました。

 

最後に吸音材。

 

こちらは貼りやすさを考えて、全面に粘着剤がついた

【波型加工の吸音材(幅1m×長さ5m×厚さ25mm)】に決定。

こちらはAmazonで購入。

あまりこだわりもなくサラッと選んでしまった吸音材…。でも吸音って、とっても大事なんです!!

私は後々、そのことを深く思い知らされることになります。。。


他に用意したのは、
素材を貼り合わせるための両面テープ(10㎝幅と3㎝幅の2種類)、接着剤、タッカー。
ドア部分に使用するベニヤ板、ネジ、取っ手。


防音室を作る素材はこれで概ね揃いました。

 

構造については、大まかに書くと、

カネライトフォームを立てて、3面 コの字型に接着→残りの1面は取っ手を付けてドアにする→それで出来た四角い囲いの上にカネライトフォームの天板を乗せて箱にする。

 

↓図にすると、こんな感じ。

(図の歪みはご容赦ください^^;不慣れなもので…)

 

この大きな箱に遮音材と吸音材を貼って防音仕様にするわけですね。
単純構造で、これだけ聞くと簡単に作れる気がしませんか?


私は思ってましたよ、

『これなら3~4日もあれば出来るな』って…。

夫はたぶん『2日で出来る』と思ってた…


ふふふ・・・

 

 

そんなわけあるか!!

 

 


次回は防音室の制作過程を詳しく書いていきますニコニコ